こんにちわ。三浦 海の学校の吉田です。
今日はダイビングビジネスの未来についてお話しします。私が1997年にダイビングの世界に入った頃から、収益モデルとしての基本はほとんど変わっていないと感じています。
ダイビングビジネスの収益モデルは大きく分けて、
1. ダイビング機材の物販
2. ダイビングの資格講習
3. ダイビングツアーの提供
の3つです。この3本柱は今も変わらず、様々なショップで行われています。
しかし、デジタル化の進展により、販売方法や講習方法が変化しています。例えば、機材はECサイトで購入できるようになり、講習もイーラーニングが一般化しています。しかし本質的なビジネスモデルにはほとんど変化がないのです。
ダイビング業界の重要な課題の一つは、新規参入者の壁が依然として高いことです。講習を受けるために数日間を要し、機材の購入が必要となるため、特に若い世代には参入しづらい印象があります。
また、一次的な収益が多く、リピーターの不足もビジネスの持続可能性に影響しています。新しい顧客を取り込まない限り、業績を維持するのが難しいのが現実です。
データ管理の問題や環境保全との対立もあります。本来海を守る活動は大切ですが、直接的な収益に繋がらないため、ボランティアに頼ることが多いのです。今後のダイビング業界では、web3やAIの技術がこれらの課題に対する解決策になるかもしれません。
例えば、ブロックチェーン技術を採用すれば、ダイビングの記録を安全に残せ、改ざんが不可能になります。このようなデータ管理は、信頼性を高めることに繋がるでしょう。また、分散型組織であるDAOを活用すればコミュニティの活動も活発化し、参加者が一緒に海を守る企画を決めることができるようになります。
AI技術により、ダイビング中に撮影した写真の情報を整理し、魚の種類特定をサポートするアプリも登場しています。これにより初心者でも楽しみながらデータ提供ができる環境が整うかもしれません。
私自身、テクノロジーの進化がダイビングの楽しさや価値を拡げる可能性を秘めていると非常に期待しています。今後もこの進化に注目していきたいと思います。
ではまた!
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