ランクダイバーさん、お久しぶりです!「ただいま」を海に告げる、最高の一日のために

リフレッシュダイビング

こんにちは!

ポカポカ陽気に誘われて、「ああ、そろそろあの青い世界が恋しいなぁ…」なんて、海への想いがむくむくと湧き上がってくる季節ですね。ダイビング器材の入ったバッグを、久しぶりに押入れの奥から引っ張り出してみたりして。

「そうだ、ダイビングに行こう!」

そう心に決めたものの、ふと、こんな不安が胸をよぎりませんか?

「最後に潜ったの、いつだっけ…スキル、忘れちゃってないかな?」 「あの頃みたいに、フィンキックできる体力、残ってるかしら…」 「器材、ちゃんと動くかな? カビてたりして…!」

うんうん、よーく分かります! その気持ち、ぼくだって経験があるから、痛いほど。久しぶりのダイビングって、言葉にできないくらいワクワクする反面、ちょっぴり(いや、かなり?)ドキドキしますよね。まるで、久しぶりに自転車に乗る時みたいな、「あれ、ちゃんと乗れるかな?」っていう、あの感覚に似ているかもしれません。

でもね、大丈夫。その不安、あなただけじゃありませんよ。今日は、そんな愛すべきブランクダイバーの皆さんが、心からの笑顔で海に「ただいま!」を告げられるように、そして最高のカムバックを果たせるように、ぼくが隣で一緒に準備運動をするような気持ちで、いくつかの大切なポイントをお話ししたいと思います。

久しぶりのダイビング、こんな不安ありませんか?ブランクダイバー「あるある」

「最後に潜ったのは…えーっと、たしか子供が生まれる前だから…って、もう何年も前だ!」 「ライセンス取った時の情熱はどこへやら。今じゃ、器材のセッティングすら怪しいかも…」

なんて、頭の中でぐるぐる考えてしまうこと、ありませんか? これ、ブランクダイバーさんなら誰もが一度は通る道、いわば「ブランクダイバーあるある劇場」の開演です(笑)。

「スキル、全部忘れちゃったかも…」ダイビングスキルの不安

よく聞くのは、やっぱりスキルのこと。 「マスククリア、どうやるんだっけ…?鼻から息だっけ?あれ?」 「中性浮力? なにそれ美味しいの?状態だったりして…」 「緊急時の手順なんて、キレイさっぱり忘却の彼方だよ…」 うんうん、分かります。人間の記憶って、使わないと薄れていくようにできていますからね。心理学者のエビングハウスさんが提唱した「忘却曲線」なんていう難しい言葉もありますが、ものすごくざっくり言うと、「覚えたことも、時間が経つと忘れちゃうよね」っていう、まあ、当たり前といえば当たり前のことなんです。だから、スキルを忘れちゃうのは、あなたのせいじゃありません。自然なことなんです。

「体力的に大丈夫かな…」フィンキックや器材の重さへの心配

次に多いのが、体力的な不安。 「あの重たいタンク、背負えるかしら…腰、大丈夫かな?」 「ビーチエントリーで、砂浜をヒーヒー言いながら歩く自分の姿が目に浮かぶ…」 「流れに逆らって泳ぐなんて、今のわたしには無理ゲーすぎる!」 これも、すごくよく分かります。日常生活ではなかなか使わない筋肉を使いますし、陸上とは違う環境ですからね。若い頃と同じように…とは、なかなかいかないものです。

「器材、まだ使える?」久しぶりの器材コンディションチェック

そして、意外と見過ごせないのが、器材のコンディション。 「ウェットスーツ、縮んでないかしら…(いや、自分が太ったのか?)」 「レギュレーターから、変な音とかしないよね…?」 「BCDのエア漏れとか、想像しただけで怖い!」 お気に入りのTシャツを久しぶりにタンスから出したら、なんだかヨレヨレになっていた…なんて経験、ありますよね。器材も、しばらく使っていないと、いろんな変化が起きている可能性があるんです。

「周りに迷惑かけたくない…」優しいあなただからこその悩み

そして、何よりも大きな壁になるのが、「周りに迷惑をかけたくない」という、その優しい気持ち。 「わたしがモタモタして、他の人に迷惑かけちゃったらどうしよう…」 「下手くそって思われたら恥ずかしいな…」 そんな風に考えて、なかなか一歩を踏み出せない。その気持ち、痛いほど分かります。でもね、その優しさこそが、実は安全なダイビングに繋がる第一歩でもあるんですよ。

カムバックへの第一歩!ダイビングスキルを安全に思い出す方法

さて、そんなブランクダイバーさんの不安を解消するために、よく言われるのが「リフレッシュコースを受けましょう!」というアドバイス。ダイビングショップのウェブサイトなんかでも、よく見かけますよね。

もちろん、リフレッシュコースは素晴らしいプログラムです。インストラクターがマンツーマン、あるいは少人数で、忘れてしまった知識やスキルを丁寧に思い出させてくれますし、安全管理のポイントも再確認できます。特に、ブランク期間が長かったり、スキルに本当に自信がなかったりする方にとっては、これ以上ない安心材料になるでしょう。

でもね、ぼくは思うんです。「リフレッシュコースを受けなきゃ、絶対にダメ!」っていうのは、ちょっと違うんじゃないかなって。

もちろん、安全が最優先であることは大前提です。でも、例えば、ブランクが数ヶ月程度で、基本的なスキルは体が覚えている、という方や、以前かなり潜り込んでいた経験のある方、あるいは、すごく信頼できる経験豊富なバディと一緒に、穏やかな環境で潜る予定の方だったら、必ずしも高額な費用と時間をかけてコースに参加しなくても、安全に「思い出す」方法は他にもあるんじゃないか、って思うんです。

大切なのは、「コースを受けるかどうか」という形式ではなくて、**「今の自分の状態を正直に把握して、安全に潜るために必要なステップを踏む」**ということ。

リフレッシュコースは必須?自分に合った「感覚の取り戻し方」を見つけよう

じゃあ、具体的にどんな「思い出し方」があるでしょう?

  • 正直なスキルのセルフチェック 「器材のセッティング、一人でできる?」 「マスククリア、今すぐできるイメージ湧く?」 「潜降・浮上の手順、ちゃんと言える?」 こんな感じで、自分自身に正直に問いかけてみてください。もし、「うーん、これはちょっと怪しいかも…」っていう項目がたくさんあったら、やっぱりプロの手を借りる(リフレッシュコースを受ける)のが賢明かもしれません。
  • 信頼できるプロやバディに相談する勇気 「実は、久しぶりに潜ろうと思うんだけど、ここが不安で…」って、正直に相談してみましょう。経験豊富な友人や、昔お世話になったインストラクターさんなら、きっと親身になってアドバイスをくれるはずです。「あ、それなら、潜る前に一緒にプールで練習してみようか?」なんて、素敵な提案をしてくれるかもしれません。
  • プール練習で自信を取り戻す 海に潜る前に、足の着く穏やかなプールで、基本的なスキルを自分のペースで練習するのは、ものすごく効果的です。マスククリア、レギュレーターリカバリー、中性浮力の感覚…。水に顔をつけるだけでも、だいぶ感覚が戻ってきますよ。「いきなり海は怖いけど、プールなら安心」という方は多いはずです。
  • 「体験ダイビング」のつもりで気楽に挑戦 もし、いきなりファンダイビングに参加するのが不安なら、いっそのこと「体験ダイビング」のような、インストラクターが常にすぐそばにいてくれるプログラムに参加してみるのもアリです。「ライセンス持ってるのに、体験なんて…」って思うかもしれませんが、プライドは一旦横に置いて(笑)。安全に水に慣れることを最優先に考えましょう。

無理は禁物!ブランク明けのダイビング計画の立て方

そして、どんな「思い出し方」を選ぶにしても、無理のないダイビング計画を立てることが肝心です。

  • 初日は1本だけ、穏やかなビーチポイントで、浅めの水深から。
  • 信頼できるガイドさんに、ブランクがあることを正直に伝えて、特に気にかけてもらう。
  • 自分のペースで潜らせてくれる、少人数のツアーを選ぶ。

「リフレッシュしなきゃ!」と気負いすぎず、自分に合った方法で、安全に、そして楽しく水に慣れていく。それが、最高のカムバックへの近道だと、ぼくは思います。

大切な相棒(ダイビング器材)は大丈夫?久しぶりでも安心なチェックポイントと管理術

さて、スキルや体力の不安と並んで、ブランクダイバーさんの頭を悩ませるのが、ダイビング器材のこと。押入れの奥で眠っていた、あなたの忠実なる相棒たち。彼らは元気にしているでしょうか?

「ウェットスーツ、最後に洗ったのいつだっけ…なんか変な匂いしないよね?」 「BCDのインフレーターホース、ヒビ割れてたりしないかな…?」 「レギュレーターのマウスピース、カチカチ山になってない?(笑)」

笑い事じゃなく、本当にありえる話なんです。特に、使った後にちゃんと塩抜きして、しっかり乾燥させて、直射日光を避けて保管する…という基本のお手入れを怠っていると、器材は思った以上に早く傷んでしまいます。

まずは器材とご対面!自分でできる簡単コンディションチェック

まずは、勇気を出して、器材たちとご対面! そして、愛情を込めてチェックしてあげましょう。

  • ウェットスーツ・ドライスーツの確認点: 生地に硬化やひび割れ、破れはないか? ファスナーはスムーズに動くか? 変な匂いは…?(笑)
  • マスク・フィン・スノーケルの確認点: ゴム部分(スカートやストラップ、マウスピースなど)に硬化、ひび割れ、変色はないか? バックルはちゃんと機能するか?
  • BCD・レギュレーターの基本チェック: 全体的に汚れやカビはないか? ホース類にひび割れや劣化はないか? バックルやDリングに破損はないか?レギュレーターは(タンクに繋いで)軽く吸ってみて、ちゃんと空気は出てくるか? スースーとエア漏れの音はしないか? 残圧計の針はちゃんと動くか?ダイブコンピューターの電池は大丈夫?表示は正常?

もし、この時点で「あれ? なんかおかしいぞ…」「これ、大丈夫かな…?」って思う箇所があったら、絶対に自己判断せずに、ダイビング器材の専門家(信頼できるショップのスタッフや、オーバーホールをしてくれる業者さん)に見てもらいましょう。

「これはプロにお任せ!」器材オーバーホールの重要性とは?

そして、ブランク期間に関わらず、レギュレーターやBCDは、少なくとも1年に1回は「オーバーホール」(分解洗浄整備のことですね)に出すのが、安全のためには鉄則です。見た目には分からなくても、内部の細かい部品が劣化している可能性は十分にあります。車の車検と同じで、定期的なプロのメンテナンスが、あなたの命を守ってくれるんです。

レンタルも賢い選択!最新器材で安心してダイビングを楽しむ

「うーん、なんだか自分の器材、心配になってきた…」 「オーバーホールに出す時間もないし、お金もかかるし…」

そんな時は、無理して古い器材を使わずに、レンタル器材を利用するというのも、すごく賢明な選択ですよ! 最近のレンタル器材は、新しくて性能の良いものも多いですし、何よりプロがしっかりメンテナンスしてくれているので安心です。「久しぶりだから、今回はレンタルで様子を見よう」っていうのも、全然アリ!です。

大切なのは、**「安全に使える器材で潜る」**ということ。自分の器材を使うなら、愛情を込めてメンテナンスし、少しでも不安があるならプロに相談する。あるいは、信頼できるレンタル器材を選ぶ。そのどちらかです。

いよいよ海へ!久しぶりのダイビングを心から楽しむための5つの秘訣

さあ、スキルを思い出す準備も、器材のチェックもOK! いよいよ、海へのカムバックです! ドキドキとワクワクが最高潮に達していることでしょう。

でも、ここで焦りは禁物。久しぶりのダイビングを、心から楽しむための、いくつかの大切な心構えとコツをお伝えしますね。

秘訣1:完璧じゃなくてOK!今日の目標は「水に慣れること」

ブランクダイバーさんが陥りやすいのが、「昔みたいに上手く潜らなきゃ!」というプレッシャー。でもね、そんなの全然必要ありません! 最初から完璧を目指さなくていいんです。むしろ、「今日は水に慣れるのが目標!」「可愛い魚を一匹見つけられたら、それでハッピー!」くらい、ハードルをうーんと下げてみましょう。リラックスすることが、一番大事なスキルですから。

秘訣2:最初はのんびり「水中お散歩」気分で

いきなり難しいポイントや、深い水深に挑戦するのはやめましょう。まずは、穏やかで浅い、よく知っているポイントで、のんびりと水中散歩を楽しむようなイメージで。フィンキックもゆっくり、呼吸もゆったり。周りの景色を楽しみながら、徐々に水中の感覚を取り戻していく。それが、体にも心にも一番優しいカムバック方法です。

秘訣3:いつも以上に大切にしたい「バディとの絆」

久しぶりのダイビングでは、バディの存在が、いつも以上に心強いものです。潜る前に、自分の不安な点を正直に伝えて、「今日は特に気にかけてほしいな」とお願いしておきましょう。水中でも、こまめにアイコンタクトを取り合ったり、残圧を教え合ったり。お互いを思いやる気持ちが、安全で楽しいダイビングに繋がります。

秘訣4:「不安」は最高のデトックス!潜る前にすべて伝えよう

ガイドさんやインストラクターに対しても同じです。「実はブランクがあって、ちょっと不安なんです…」と、正直に伝えましょう。プロは、あなたの状況を理解して、最大限のサポートをしてくれます。「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな…」なんて思わずに、分からないこと、不安なことは、潜る前に全部クリアにしておく。それが、水中でパニックにならないための、一番の予防策です。

秘訣5:やっぱり「楽しい!」が最高のモチベーション

スキルがどうとか、体力がどうとか、そういうことも大事だけど、一番大事なのは、やっぱり「ダイビングって楽しい!」って心から感じること。あの独特の浮遊感、目の前に広がる非日常の世界、可愛らしい生き物たちとの出会い…。あの頃、あなたがダイビングに夢中になった「楽しさ」を、もう一度思い出してください。楽しんでいれば、自然と体もリラックスして、スキルもスムーズに出てくるものです。

ブランクダイバーにおすすめのダイビングスタイル

  • 穏やかなビーチポイント: 足が着くところからゆっくりエントリーでき、自分のペースで潜降・浮上できるので安心です。
  • 信頼できるガイド付きツアー: プロに安全管理を任せられるので、心に余裕が生まれます。少人数制のツアーなら、よりきめ細かいサポートが期待できます。
  • プールでのリフレッシュダイブ: 海に出る前に、まずはプールで自信を取り戻したい、という方には最適です。

久しぶりのダイビング、どこで潜る?三浦 海の学校がお手伝いします!

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。久しぶりのダイビングへの不安、少しは軽くなったでしょうか?

スキルも、体力も、器材も、そして心の準備も、焦らず、一つ一つクリアしていけば、必ずまた、あの素晴らしい水中世界を楽しむことができます。大切なのは、自分を過信せず、かといって卑下しすぎず、今の自分に正直に向き合って、安全で楽しいカムバックプランを立てること。

もし、あなたが関東近郊にお住まいで、「久しぶりのダイビング、どこでリフレッシュしようかな…」と迷っていたら、ぜひ、ぼくがいる**「三浦 海の学校」**も思い出してくださいね。

「三浦 海の学校」では、ブランクダイバーさん向けの丁寧なリフレッシュプログラムをご用意しています。都心からのアクセスも良く、目の前が穏やかなビーチなので、自分のペースでじっくりとスキルを思い出すには、最高の環境ですよ。もちろん、専用のダイビングプールもありますので、海に出る前にプールでしっかり練習したい、というご要望にもお応えできます。経験豊富なインストラクターが、あなたの「ただいま!」を、全力でサポートします! 詳しくは、ウェブサイト( https://miura-diving.com/ )をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせくださいね。

もっとダイビングを知りたいあなたへ!Kindle Unlimitedで知識を深めよう

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最高の「ただいま」を海へ!ブランクダイバーへのラストメッセージ

久しぶりのダイビングは、まるで同窓会にでも行くような、ちょっと照れくさくて、でも胸が高鳴るような、特別な時間です。

準備の段階では、いろんな不安が顔を出すかもしれません。でも、それもこれも、あなたが真剣に海と向き合おうとしている証拠。素晴らしいことです。

焦らなくて大丈夫。 あなたのペースで、ゆっくりと、確実に。

そして、水中で呼吸を再開し、あの懐かしい浮遊感に包まれた瞬間、きっと心の底から「ああ、やっぱりダイビングって最高だ!」って思えるはずです。

その最高の「ただいま!」のために。 ぼくも、心から応援しています!

さあ、準備ができたら、思いっきり深呼吸して、あの青い世界へ、もう一度飛び込んでみませんか? きっと、海は両手を広げて、あなたを温かく迎えてくれますよ。

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