
【初心者ダイバー必見】ダイビング講習は「専用プール」があるショップを選ぼう!と、ぼくが断言する5つの理由。
こんにちは!
三浦半島でダイビングスクール「三浦 海の学校」を運営している、インストラクターの吉田です。
今日の三浦は、朝からしっとりとした曇り空が広がっていて、ギラギラの太陽が照りつける真夏日と比べると、比較的涼しく過ごしやすい一日です。 風も穏やかで、なんだか心が落ち着きますね。
こんな穏やかな日に、ふと考えることがあります。 それは、これからダイビングライセンスを取得しようと考えている、あなたの心の中にあるかもしれない、ちょっぴりの「不安」 についてです。
「ダイビング、すごくやってみたい! あの海の中の世界を、自分の目で見てみたい!」
その強い憧れと同時に、こんな気持ちもありませんか?
「でも、いきなり海に潜るのって、ちょっと怖いな…」 「水が苦手なわけじゃないけど、足がつかない場所は不安…」 「もし、パニックになったらどうしよう…」
うんうん、その気持ち、痛いほどよく分かります。 海という、ぼくたちが普段暮らしている世界とは全く違う環境に、初めて足を踏み入れるんですから、不安を感じるのは、ごく自然で、当たり前のことなんです。
でも、もし。 その**あなたの不安を、海に潜る前に、最高の「安心感」 と「自信」に変えてくれる“魔法の場所”**があるとしたら、どうでしょう?
今日は、ダイビングショップ選びにおいて、ぼくが何よりも重要だと考えている「ダイビング専用プール」の存在について、そして、なぜプールでの練習があなたのダイビングライフの最高のスタートになるのか、その理由を、じっくり、たっぷりお話ししたいと思います。
この記事を読み終える頃には、きっとあなたの不安は消え去り、「よし、ここなら安心して始められる!」という、ワクワクした気持ちでいっぱいになっているはずですよ。
なぜ「プール講習」 が絶対に重要なのか?~海とプールの決定的な違い~
ダイビング講習には、学科と実習がありますが、その実習の最初のステップが「プール講習」(あるいは、それに準ずる穏やかな環境での講習)です。 「え、プールなんて面倒だな、早く海で潜りたいよ!」 そう思う方もいるかもしれません。でも、ぼくは断言します。このプールでの時間こそが、あなたのダイビング人生全体の「土台」 を作る、何よりも大切な時間なんです。
なぜなら、「海」 と「プール」は、全くの別世界だからです。
海には、ぼくら人間の力ではコントロールできない要素がたくさんあります。
- 波や、うねり
- 潮の流れ
- 刻一刻と変わる透明度
- 水温の変化
- 水底の複雑な地形や、生き物たち
- 周りにいる、他のダイバーたちの存在
これらは、ベテランにとっては海の魅力の一部ですが、初めてダイビングをする初心者の方にとっては、一つ一つが大きなストレスや不安の原因になり得ます。 スキルを練習しようにも、「体が流される!」「寒い!」「前が見えない!」といったことに気を取られて、肝心なことに全く集中できない…なんてことにもなりかねません。
一方で、**プールは、完全に「コントロールされた理想的な環境」 **です。
- 波も流れも、一切ありません。
- 水温は、常に快適な温度に保たれています。
- 透明度は、プールの底までくっきり見えます。
- 足がつく浅い場所もあれば、潜る練習ができる深い場所もあります。
どうでしょう? この違い、お分かりいただけますか?
ダイビングのスキルを学ぶ、ということは、いわば「新しい体の動かし方」 を覚えることです。 これを、車の運転に例えてみましょう。 いきなり交通量の多い、知らない街の路上で運転練習をするのと、まずは広くて安全な教習所のコース内で、ハンドル操作やアクセルワークをじっくり練習するのと、どちらが安心して、確実に上達できるでしょうか?
答えは、明らかですよね。 ダイビングにおけるプール講習は、まさに、この**「教習所のコース内での練習」**と同じくらい、絶対に不可欠なステップなんです。
メリットだらけ!専用プールがあるショップを選ぶべき「5つの理由」
では、具体的に「専用プール」があるダイビングショップを選ぶと、あなたにとってどんな良いことがあるのでしょうか? そのメリットを、5つのポイントに絞って、詳しく解説していきます!
理由1:自分のペースで、納得いくまでスキル練習ができる!
ダイビング講習では、安全に潜るために、いくつかの基本的なスキルを学びます。
例えば、マスクに水が入った時の抜き方(マスククリア)や、水中で呼吸器が口から外れた時の対処法(レギュレーターリカバリー)、浮きも沈みもしない状態を保つ(中性浮力)などです。
人には誰でも、得意なこと、苦手なことがあります。 「マスククリアはすぐにできたけど、中性浮力はなんだか難しい…」
そんな風に、特定のスキルにつまずいてしまうことも、珍しくありません。
もし、これが時間や環境に制限のある海での講習だったらどうでしょう? 「周りの人はできているのに、自分だけ…」「早くしないと、みんなに迷惑がかかる…」
そんな焦りが生まれて、余計にうまくいかなくなってしまうかもしれません。
でも、専用プールなら、そんな心配は一切ありません。 海況に左右されることなく、あなたのペースで、あなたが「うん、これならできる!」と心から納得できるまで、何度でも、じっくりと、落ち着いて反復練習することができるんです。 この「焦らなくていい」という環境が、確実なスキル習得への、何よりの近道になります。
理由2:水への恐怖心を、楽しみながら克服できる!
「水が怖い」とまではいかなくても、「足がつかない場所は不安」「顔を水につけるのが少し苦手」 という方は、意外と多くいらっしゃいます。 そんな方が、いきなり広くて深い海に入るのは、正直言って、かなりハードルが高いかもしれません。
専用プールの素晴らしいところは、「段階を踏んで」水に慣れていけることです。
ぼくたち「三浦 海の学校」のプールもそうですが、多くの専用プールには、足がしっかりとつく「浅いエリア」 があります。 講習は、まずそこから始まります。 水着で水に入って、水に顔をつける練習。スノーケルで呼吸する練習。
そして、初めてレギュレーターをくわえて、水中で「スー、ハー」 と呼吸してみる。 「あれ?本当に水の中で息ができる!」「なんだ、怖くないじゃん!」
この最初の成功体験を、絶対的な安心感の中で経験できることが、ものすごく重要なんです。
足がつく場所で自信をつけたら、次は少しだけ深い場所へ。 そうやって、一歩一歩、自分の心と体の準備ができてから次のステップに進める。この丁寧なプロセスが、あなたの水への不安を、気づけば「楽しい!」 という気持ちに変えてくれます。
理由3:天候に左右されない、確実なスケジュール!
ダイビングは、自然が相手の遊びです。 せっかく講習の予約を入れて、楽しみにしていたのに、「ごめんなさい、今日は海が荒れちゃって、講習は中止です…」なんてことになったら、本当にがっかりしますよね。
特に、お仕事のお休みが限られている社会人の方や、遠方から講習を受けに来られる方にとって、スケジュールの確実性は、ショップ選びの大きなポイントになるはずです。
その点、専用プールがあれば、外がどんなに大雨でも、強風でも、全く関係ありません。 決められたスケジュール通りに、必ず講習を進めることができます。 「この日に学科とプールを終わらせて、次の週末に海洋実習に行く」といった、計画的で無駄のないライセンス取得が可能になるんです。 このメリットは、想像以上に大きいですよ。
理由4:スキル習得に100%集中できる、最高の学習環境!
理由1とも少し重なりますが、プールは、スキル習得に「集中」 するための、最高の環境です。
海の中では、あなたの意識は、いろんなことに分散してしまいます。 「水が冷たくて寒い…」 「体が流されないようにしないと…」 「周りのダイバーにぶつからないかな…」 「あ、魚がいる! かわいい!」(笑)
これでは、肝心なスキル練習に、なかなか100%の意識を向けることができません。
一方、プールには、あなたの集中を妨げるものが、何もありません。 適温の波のない水中で、インストラクターとマンツーマンのような状態で、ただひたすら、自分の体の動きや、呼吸のリズム、器材の操作だけに意識を集中させることができます。
この**「集中できる環境」**が、スキルの習得スピードを格段に速め、そして、より正確で、体に染み付いた技術として、あなたの中に残っていくんです。
理由5:インストラクターとの「信頼関係」 が、海に行く前に深まる!
これは、ぼくがインストラクターとして、特に強く感じているメリットです。 プールという落ち着いた環境は、お客様とインストラクターが、じっくりとコミュニケーションを取り、「信頼関係」を築くための、最高の場所でもあります。
海の中では、なかなかゆっくり話すことはできません。 でも、プールサイドや、水中で練習の合間に、 「ここの部分が、よく分からないんです…」 「こういう時は、どうすればいいですか?」 と、気軽に質問したり、 「〇〇さん、さっきのスキル、すごく上手になりましたね!」 「焦らなくて大丈夫ですよ、ぼくがついてますから」 と、声をかけたり。
そんな言葉のキャッチボールを重ねることで、お客様はインストラクターに対して「この人になら、安心して任せられる」 という気持ちを抱いてくれます。
そして、ぼくらインストラクターも、お客様の性格や、得意なこと、苦手なことを深く理解することができます。
この海に行く前に築かれた固い信頼関係こそが、いざ海洋実習に出た時に、「大丈夫、あのインストラクターさんが見てくれているから安心だ!」 という、絶大な心の余裕に繋がるんです。
「三浦 海の学校」のプールは、初心者のために考え抜かれています!
手前味噌になってしまいますが、少しだけ、ぼくたちの「三浦 海の学校」の自慢のプールについて、紹介させてください。 ぼくたちのプールは、まさに、これまでお話ししてきたメリットを、最大限に活かせるように設計されています。
プールの大きさは、タテ5m × ヨコ10m。 数名が同時に講習を受けても、お互いにぶつかることなく、のびのびと練習できる十分な広さを確保しています。
そして、一番のこだわりが、水深です。 ぼくたちのプールは、水深が2段階になっています。
- 浅い方(浅場)は、水深1.3m
- 深い方(深場)は、水深3.5m
この「水深1.3m」 というのが、ミソなんです。 大人の身長だと、だいたい胸のあたりまでの深さ。顔を上げれば、いつでも水面から顔が出せますし、もちろん足もちゃんとつきます。 講習の最初は、必ずこの浅場で、水に慣れるところから始めます。ここで、水中で呼吸する感覚や、基本的な器材の操作に、絶対的な安心感の中で慣れてもらう。 あなたの「怖い」という気持ちを、ここで完全に取り払います。
そして、十分に自信がついたら、いよいよ「深場」 へ。 水深3.5mは、ライセンス講習で必要になる、潜降(潜っていく)や浮上(上がってくる)、中性浮力といったスキルを練習するのに、十分すぎるほどの深さです。 ここで、海洋実習で実際に行うスキルを、完璧にマスターしておく。 そうすれば、海に行った時には、もうスキルへの不安はなく、周りの景色や魚たちを見る「楽しむ余裕」 が生まれるんです。
もちろん、プールサイドには温水のシャワーも完備していますので、講習後も快適ですよ。 この「初心者の不安を、自信に変えるために」考え抜かれたプールが、ぼくたちの自慢であり、安全な講習を提供するという、お客様への約束の証でもあります。
プール講習と海洋実習、その理想的な関係
ここまでプールの良さを力説すると、「じゃあ、海に行かなくても、プールだけでいいんじゃない?」なんて思う方も、もしかしたらいるかもしれませんね。
でも、それは違います。 **プールは、あくまで最高の「練習場」**です。 そして、その練習の成果を発揮し、本物の感動を味わう場所が、「海」 なんです。
ぼくが考える理想の関係は、 「プールで、必要なスキルを、頭で考えなくても体が勝手に動くくらい、無意識レベルでマスターしておくこと」 です。
そうなれば、本番の海洋実習では、スキルの一つ一つに「えーっと、次はどうするんだっけ…」 と気を取られることがなくなります。 その代わりに、 「うわー! 水の中って、こんなに青いんだ!」 「見て!あんなに綺麗な魚が泳いでる!」 と、目の前に広がる素晴らしい世界を、100%楽しむための「心の余裕」 が生まれるんです。
プールで得た「技術的な自信」 が、海で「楽しむ余裕」を生む。 この好循環を作り出すことこそが、プール講習の最大の目的であり、あなたのダイビングライフを、最高に豊かなものにするための、一番の秘訣なんですよ。
まとめ:最高のダイビングライフは、最高の「基礎練習」から始まる
長い、長いお話になってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
ダイビングライセンスを取得することは、あなたの人生に、新しい彩りや、かけがえのない喜びを与えてくれる、本当に素晴らしい体験です。
そして、その最高に素晴らしい体験の第一歩を、不安なく、心からの笑顔でスタートするために、「専用プール」があるショップを選ぶことは、ぼくがインストラクターとして、心から、強く、おすすめする選択です。
料金の安さや、家からの近さも、もちろん大事な要素かもしれません。 でも、これから何十年と続いていくかもしれない、あなたのダイビングライフの「安全」 と「楽しさ」の土台を作る、一番最初の講習です。 ぜひ、「安心して、じっくりと、自分のペースで学べる環境か?」という視点を、ショップ選びの最優先事項に加えてみてください。
あなたの不安を、最高の安心感に変える準備が、ここ「三浦 海の学校」 にはあります。 もし、あなたがダイビングを始める場所で迷っていたり、今日の話をもっと詳しく聞きたいと思ったりしたら、いつでも気軽に、ぼくに声をかけてくださいね。
あの、静かで、美しくて、ちょっぴり不思議な海の世界への扉を、一緒に開けてみませんか? プールで、そして三浦の海で、あなたの最高の笑顔にお会いできる日を、心から楽しみにしています!
◆ 三浦 海の学校のご紹介 都心から日帰りOK!初心者のための専用ダイビングプールを完備した、PADIのダイビングスクールです。 あなたの「やってみたい!」を、経験豊富なインストラクターが、安全第一で、全力でサポートします。 詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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