
8月最終日、奇跡のイワシ大群!OWD講習卒業&ファンダイブで三浦の海が大賑わい!
8月最終日、奇跡のイワシ大群!
OWD講習卒業&ファンダイブで三浦の海が大賑わい!
こんにちは! 今日で8月も終わり。カレンダーをめくるたびに「え、もう! ?」と声が出てしまうくらい、本当にあっという間ですね。キラキラした太陽、賑やかな蝉の声、少しだけ焼けた肌。 皆さんの夏は、どんな夏でしたか?
そんな夏の終わりを飾るにふさわしく、8月31日の三浦の海は、たくさんの笑顔と感動に包まれた、最高に賑やかな一日になりました。
この日、ぼくがご一緒させていただいたのは3名の素敵なゲスト様。 一人は、この日でダイバーの仲間入りを果たす、OWD講習最終日のYさん。
そしてもうお二人は、それぞれの想いを胸に遊びに来てくれたファンダイバーのWさんとFさん。
新しいダイバーが誕生する瞬間の喜び、そして嬉しい再会。いろんなストーリーが交差した、忘れられない一日について、今日は少し長く、じっくりと語らせてください。
新しいダイバーの誕生!Yさん、最高の最終日
まずは、この日の主役の一人、Yさんのお話から。 数日間にわたるOWD講習も、いよいよ今日が最終日。初めて水中で呼吸した日から、たくさんのスキルを学び、練習を重ねてきました。
そして今日、その集大成として、最後の海洋実習に臨みます。
自信に満ちたスキル披露!
最終日のYさんを見て、ぼくは正直、驚きと嬉しさでいっぱいでした。とにかく、スキルの一つ一つが、本当に上手なんです!
特に素晴らしかったのが、浮力コントロール(ざっくり言うと、水中で浮きも沈みもしない状態をコントロールすることですね! )。 最初の頃は、どうしても体がフワフワしたり、逆に沈んでしまったりと、バランスを取るのが難しいもの。でも、今日のYさんは、まるでベテランダイバーのように、水中でピタッと静止したり、スーッと水平姿勢を保ったまま泳いだり。 その姿は、本当に美しかったです。 無駄な動きがない泳ぎは、体力の消耗を抑えるだけでなく、周りの水中生物を驚かせない、優しいダイビングにも繋がるんですよ。
そして、多くの初心者の方がちょっぴり苦手意識を持つ「マスククリア」。 水中でマスクに水が入ってしまった時に、鼻から息を出して水を外に出す、あのスキルです。Yさんは、少しも慌てることなく、落ち着いて、完璧にクリアしていました。 もう、ぼくが何も言うことはありません。「Yさん、完璧です!」と、水中でOKサインを何度も送ってしまいました。
海からの卒業証書、そして新しい冒険の始まり
全てのスキルをこなし、無事に2本の海洋実習を終えたYさん。 これで晴れて、PADI オープン・ウォーター・ダイバーの誕生です! 本当におめでとうございます!
講習の合間に少しお話を伺うと、Yさんは海から少し遠い場所にお住まいとのこと。 それでも「ダイビングをやってみたい!」という気持ちで、こうして三浦の海まで足を運び、新しい世界の扉を開けてくれた。その情熱と行動力に、ぼくは心から敬意を表します。
ライセンスカードは、決してゴールではありません。 それは、これから始まる、あなただけの素晴らしい冒CHA冒険への「パスポート」 です。日本中、いや世界中に広がる、まだ見ぬ美しい海が、あなたを待っています。 ぜひ、この夏に手に入れたスキルと自信を胸に、色々な海へ潜りに行って、たくさんの感動と出会ってきてくださいね。
そして、またいつか、三浦の海で、その冒険の物語を聞かせてもらえたら、ぼくは最高に嬉しいです。
おかえりなさい!ファンダイバーとの楽しい時間
そしてこの日は、Yさんの講習と並行して、二人のファンダイバーさんとも一緒に潜ってきました。
親近感MAX!Wさんとの出会い
まずはお一人目、Wさん。 お名前を伺って、ぼくは思わず「えっ!?」と二度見してしまいました。なんと、ぼくの名古屋にいる長年の友人と、全く同じお名前だったんです(笑)。
世の中には偶然ってあるものですね。「もしかして、どこかで会いましたっけ…?」なんて、思わず聞いてしまいましたが、もちろん別人でした。でも、そんな共通点があるだけで、なんだか初対面とは思えないくらいの親近感が湧いてしまうから不思議です。
Wさんは、城ヶ島でダイビングのCカードを取得されて、今日が記念すべき7本目と8本目のダイビング! 5本〜10本目くらいって、基本的なスキルにも慣れてきて、周りの景色を楽しむ余裕も生まれて、ダイビングが一番面白くなってくる時期かもしれません。これからどんどん上手くなっていく、最高のタイミングですね!
リベンジ達成!Fさんとの再会
そして、もうお一人のファンダイバーはFさん。
実はFさん、少し前にリフレッシュダイビング(しばらくダイビングから離れていた方が、勘を取り戻すための復習ダイビングのことですね! )に来てくださったんです。
でも、その日はあいにくの海況不良…。安全を第一に考え、残念ながら海でのダイビングは中止となり、プールでのスキルチェックのみになってしまったのでした。 ぼくも、せっかく来てくれたのに…と、本当に悔しい思いでした。
ですが、Fさんは「また来ます!」 と笑顔で約束してくれたんです。
そして今日、その約束通り、最高のコンディションの海に、リベンジしに来てくれました! こうして、一度交わした約束を忘れずに、また遊びに来てくれる。インストラクターとして、これほど嬉しいことはありません。 Fさん、本当にありがとうございます!
8月最後の水中世界! 奇跡のイワシ大群に大興奮!
新しいダイバーの誕生、そして嬉しい再会。そんなハッピーな気持ちで満たされたぼくたちを、8月最後の三浦の海は、最高の景色で迎えてくれました。
水温は25度。 ウェットスーツで潜るには、本当に快適な水温です。ひんやりとした水が、夏の火照った体を優しく包んでくれるような、最高の気持ちよさでした。
小さな世界のスターたち
水中に入ると、そこにはたくさんの小さなスターたちが待っていました。
純白のフリフリとしたドレスをまとった貴婦人のような「ハナガサウミウシ」。 黄色い体に黒い水玉模様、おちょぼ口で一生懸命フリフリと泳ぐ姿がたまらなく可愛い「コロダイの幼魚」。 砂地にペタッと張り付いて、大きな目でこちらをじーっと見つめる「マゴチ」。 海藻の葉っぱそっくりに擬態した「コノハミドリガイ」や、小さな体に美しい模様を持つ貝「ホソテンロクケボリ」。
一つ一つの命の形、色の不思議さに、みんなで夢中になりました。 自然が作り出す芸術には、何度見ても驚かされるばかりです。
そして、クライマックスは突然に…!
2本目のダイビングも、そろそろ終盤。安全停止をしながら、今日の楽しかった出来事をみんなで振り返っていた、その時でした。
突然、目の前の景色が一変したんです。
視界の全てが、銀色のキラキラした光で覆われました。 何が起きたのか一瞬分からなかったのですが、すぐに正体が分かりました。 イワシです。何万、いや何十万匹いるのか見当もつかないほどの、イワシの大群が、ぼくたちを完全に包囲したんです!
太陽の光を反射して、一匹一匹が銀色の宝石のように輝き、その群れ全体が、まるで一つの巨大な生き物のように、うねりながら形を変えていく。 「すごい…」 声にならない声が、マスクの中で漏れました。Yさんも、Wさんも、Fさんも、みんな動きを止めて、ただただ目の前の、奇跡のような光景に見入っていました。
水中でみんなで顔を見合わせて、興奮と感動で、力いっぱいOKサインを出し合いました。 夏の最後に、海がぼくたちにくれた、最高のプレゼント。これだから、ダイビングはやめられないんですよね。
最高の8月の締めくくり
新しいダイバーの誕生。 嬉しい再会と、新しい出会い。
そして、奇跡のようなイワシの大群。
8月の最終日は、ダイビングがくれる宝物のような出来事が、ぎゅっと詰まった最高の一日になりました。Yさん、Wさん、Fさん、一緒に潜ってくれて、本当にありがとうございました!
あっという間に過ぎ去った8月。 でも、三浦の海は、9月もまだまだ最高のシーズンが続きます。むしろ、これからが一番気持ちの良い季節かもしれません。
またいつでも、この海に帰ってきてくださいね。 みんなで一緒に潜れる日を、心から楽しみにしています!
◆ 三浦 海の学校 ご紹介
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