海がダメでも、最高のダイビングデー!プールで輝く、Sさんの新器材お披露目会!
こんにちは!
9月29日、三浦の海は、秋の長雨と少しばかりのご機嫌斜れで、残念ながらダイバーを優しく迎え入れてくれるコンディションではありませんでした。
ダイビングは、必ずしも毎日海に潜れるわけではない、自然が相手の遊びです。 「今日は中止です」とお伝えするのは、ゲスト様の安全を守るためとはいえ、インストラクターとして一番心苦しい瞬間です。
でも、今日のブログは、そんな「潜れなかった日」が、いかにして「最高に温かくて、ワクワクする特別な一日」 になったか、という物語です。 今日の主役は、毎月のように三浦の海に帰ってきてくれる、ぼくの大切なリピーター様であるSさんと、そして、Sさんが手に入れたピカピカの新しい“相棒”たちです!
「可能性が1%でもあるなら」Sさんの海への情熱
物語は、前日の夜から始まっていました。
嵐の前の静けなさ…れない?前夜の予報
天気予報や海況予測のアプリを何度も見返すぼくの顔は、きっと曇っていたと思います。台風からのうねりがまだ残っていて、風向きも良くない…。 「うーん、これは厳しいかもしれない…」 ぼくは正直に、Sさんへ「明日のビーチダイビングは、中止になる可能性がかなり高いです」 と、心苦しい連絡を入れました。
普通なら、「そうですか…残念ですけど、またにします」 というお返事が来ることが多い場面です。 でも、Sさんは違いました。
海への想いと、新しい“相棒”への想い
しばらくしてSさんから届いた返信を見て、ぼくは思わず胸が熱くなりました。 「わずかな可能性に賭けて、行きます!」 と。
すごい情熱だと思いませんか? ぼくたちインストラクターは、本当に、こういうゲストの皆さんの熱い想いに支えられているんです。
そして、Sさんがそこまでして三浦に来たかったのには、もう一つ、とても大切な理由がありました。 それは、「新しく購入したダイビング器材に、少しでも触りたい」 という想い。
ダイバーにとって、自分だけの「マイ器材」を手に入れるというのは、本当に特別な出来事なんです。 それは、ただの「道具」ではありません。これから始まる数え切れないほどの水中での冒険を共にし、時には自分の命を守ってくれる、かけがえのない「相棒」 を手に入れること。 子供の頃、新しい自転車を買ってもらった日の、あの誇らしい気持ちと、どこまでも走り出したい衝動。 あれによく似ているかもしれません。
やはり海は…でも、ぼくらにはプールがある!
そして迎えた当日。 Sさんの熱い想いも虚しく、やはり海のコンディションは回復しませんでした。安全を第一に考え、海でのダイビングは中止、という苦渋の決断をしました。
「せっかく来てくれたのに、本当に申し訳ないです…」 そうお伝えするぼくに、Sさんは笑顔でこう言ってくれました。 「大丈夫です! 新しい器材、プールで試させてください!」と。
そうです! 三浦 海の学校には、どんな海況でもダイビングを楽しみ、練習できる「秘密基地」、そう、水深3.5mの専用プールがあるんです! 今日の物語の舞台は、ここから始まります。
プールが特設ステージに!Sさんの新器材お披露目会
海に潜れない残念な日が、Sさんにとっては「新しい相棒との絆を深める、最高に有意義な一日」 へと変わる瞬間でした。
なぜ「マイ器材」を持つと、ダイビングはもっと楽しくなるのか?
Sさんは、去年、まずはダイビングの基本となる軽器材(マスク、スノーケル、フィン、ブーツ、グローブ)を揃えてくれました。
そして今回、ついにBCD(浮力調整ジャケット)、レギュレーター(呼吸器)、そしてウェットスーツという、ダイビングの心臓部とも言える器材たちを、ご自身のものとして迎え入れたのです。
「マイ器材って、やっぱり良いものなんですか?」 と、よく聞かれます。 答えは、もちろん「YES!」 です。それは、レンタル器材では決して得られない、たくさんのメリットがあるからなんです。
- 絶対的な安心感: いつも同じ場所に同じボタンがある。 いつも同じ感覚で呼吸ができる。いざという時に操作に迷うことがない。それは、いつも乗り慣れた自分の車を運転するような、絶対的な安心感に繋がります。
- 格別の快適性: 自分の体に完璧にフィットしたBCDやウェットスーツは、水中で余計なストレスを感じさせません。まるでオーダーメイドのスーツを着るような心地よさで、水中でのパフォーマンスを格段に向上させてくれます。
- 上達への近道: 体に合っていない器材は、スキルアップの妨げになることさえあります。 自分の体に合った「相棒」は、あなたの上達スピードをぐっと加速させてくれる、最高のコーチにもなるんです。
- 育てる愛着: 自分だけの器材を持つと、自然と大切にするようになります。ダイビング後に丁寧に洗い、メンテナンスする時間も、次の冒険へのワクワクする準備の時間に変わります。
毎月のように潜りに来てくれるSさんが、「やっぱり自分のものがいい」と感じてくれたこと、そしてその大切な「相棒」選びを、ぼくに任せてくれたことが、本当に嬉しかったです。
ピカピカの“相棒”たち!フィッティングの儀式
さあ、いよいよお披露目です! 箱から出されたばかりの、ピカピカのBCDとレギュレーター。 新品のウェットスーツ特有の、あの良い香り。Sさんの目が、少年のようにキラキラと輝いています。
ここからが、大切な「儀式」 です。 「Sさん、BCDを背負ってみましょうか。肩のストラップは、このくらいがちょうど良いですね」 「レギュレーターのホースは、こう取り回すと、水中でも邪魔になりにくいですよ」 「新品のウェットスーツ、最初は少し硬いけど、着ていくうちに体に馴染んできますからね!」 一つ一つ、Sさんの体に合わせながら、最適な位置、最適な長さに調整していきます。
自分だけの「最適」を見つける、ウェイトチェック
そして、器材のフィッティング以上に大切なのが「ウェイトチェック」 です。 新しいウェットスーツやBCDに合わせて、適切な重りの量を見つけ出す、本当に重要な作業です。重りが重すぎると、水中で不必要に沈んでしまい、浮上するために余計な空気と体力を使ってしまいます。逆に軽すぎると、体が浮いてしまい、安全に潜ることができません。
プールの中で、少しずつ重りを増減させながら、Sさんにとっての「最適値」 を探っていきます。 「Sさん、息を全部吐いてみてください。 ゆっくり沈んでいきますか?」 「うん、この重さ、すごく楽です! 今までよりずっと快適!」
その「最適」が見つかった瞬間の、Sさんの嬉しそうな顔! これこそ、マイ器材を持つ醍醐味の一つです。
海じゃなくても、最高に楽しい!
器材の調整が終われば、あとはもう、ひたすら新しい相棒との対話の時間です。 プールの中を自由に泳ぎ回り、新しい器材の浮力感や呼吸のしやすさを確かめるSさん。 その姿は、本当に楽しそう!
まるで水を得た魚…いや、新しいフィンとBCDを得たダイバーですね!(笑) 海に潜れなかった残念な気持ちなんて、もうどこかへ吹き飛んでしまったようでした。
三浦 海の学校の「器材購入サポート」について
今日のSさんのように、「自分だけの器材が欲しい!」と思った時、多くの人が最初にぶつかる壁が「一体、何を選べばいいんだろう…?」 という不安だと思います。
「何を選べばいいか分からない…」
その不安、よく分かります
ダイビング器材は、決して安い買い物ではありません。
そして、世の中には星の数ほどのメーカーやモデルがあって、カタログを見ても、専門用語ばかりでちんぷんかんぷん…なんてことも。 「値段が高い方が良いの?」「この機能って本当に必要なの?」
そんな不安な気持ち、ぼくも痛いほどよく分かります。
ぼくたちが、あなたの「相棒」選びを全力でサポートします
だからこそ、三浦 海の学校では、器材の「販売」 だけでなく、あなたの最高の「相棒」選びを全力で「サポート」 することに、何よりも力を入れています。
- 徹底したカウンセリング: あなたがどんなダイバーで、これからどんなダイビングがしたいのか。 予算はどれくらいか。デザインの好みは?など、じっくり、ゆっくりお話を聞かせてください。
- 中立的なアドバイス: ぼくたちは特定のメーカーの専属ではありません。だからこそ、各メーカーの長所や短所を正直にお伝えし、あなたにとって本当にベストな選択肢は何かを、プロの視点で、そして同じダイバー仲間の視点で、一緒に考えます。
- 納得いくまでの試着・試用: スーツやマスク、フィンは、フィット感が命です。納得いくまで試着したり、今日のSさんのように、実際にプールで試してみたりすることも可能です。
- 購入後も続くお付き合い: ぼくたちのサポートは、器材を買っていただいて終わり、ではありません。購入後のフィッティングの微調整から、メンテナンスの方法、オーバーホールのご相談まで、その器材が役目を終えるその日まで、責任を持ってあなたのダイビングライフに寄り添います。
ぼくたちは、単に器材を売る「販売店」 ではありません。 あなたのダイビングライフが、最高に安全で、快適で、そして心から楽しいものになるように、生涯にわたって付き合える「相棒」を、一緒に探すパートナーでありたいと思っています。
来月、最高の海で会いましょう!
海には潜れなかったけれど、Sさんの海への熱い想いと、新しい器材へのキラキラした愛情に触れることができた、本当に幸せな一日でした。 きっとSさんの頭の中は今、この新しい相棒と一緒に海に潜るイメージでいっぱいなことでしょう。
Sさん、来月は最高の海が、きっとぼくらを待っていますよ! 新しい相棒との記念すべき初冒険、ぼくも今から心から楽しみにしています!
◆ 三浦 海の学校 ご紹介
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