三浦 海の学校のブログ
【祝・OWD認定!】三浦の海に新しいダイバーが誕生!海学講習最終日レポート

【祝・OWD認定!】三浦の海に新しいダイバーが誕生!海学講習最終日レポート

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こんにちは!

インストラクターの吉田です。

昨日のブログを読んでくれた方は、もうご存知かもしれませんね。体験ダイビングの経験なしにも関わらず、驚異的なセンスでOWD(オープン・ウォーター・ダイバー)講習の初日をクリアしてしまった、Tさんの物語。

そして今日、2025年7月13日。 ついに、その物語が感動のフィナーレを迎えました。 ええ、そうです!ここ三浦の海に、また一人、素晴らしいダイバーが誕生したんです!

そんな、喜びに満ちた講習最終日の様子を、今日のブログではお届けしたいと思います。

講習最終日!快晴の三浦の海が二人を祝福

今日の主役、講習生のTさんと、パートナーであり、海学の卒業生でもある付き添いダイバーのS君。今日も朝から、素敵な雰囲気で海学にやってきてくれました。

朝の曇り空からの劇的な天気回復

朝の時点では、少し雲が多くて、「今日も昨日みたいな、過ごしやすい一日かな?」 なんて話していました。でも、まるで今日の主役の門出を祝うかのように、ぼくらがダイビングの準備を終えて海に出る頃には、雲はどこかへ消え去り、夏の太陽がキラキラと輝く、最高の快晴になったんです!

「持ってるね、Tさん!」 「いやいや、吉田さんの日頃の行いですよ!」 「いやいやいや、S君が晴れ男なんだよ!」

なんて、お互いに譲り合って(笑)。でも、やっぱり今日の青空は、Tさんのために用意された最高の舞台だったんじゃないかな、とぼくは密かに思っています。

今日の海のコンディション

気になる海のコンディションは、今日も最高に穏やかでした。

  • 水温: 24℃。 ウェットスーツで潜るには全く問題なし!むしろ、火照った体に心地いいくらい。
  • 透明度: 5mから。場所によっては、もう少し抜けている感じもしました。
  • 海況: 昨日と同じく、波ひとつないベタ凪。講習の総仕上げをするには、これ以上ないコンディションです。

「昨日よりリラックスしてるね!」Tさんの成長

海に入る前のTさんの表情を見て、ぼくはすぐに気づきました。 昨日とは、明らかに違うんです。 初日の、少し緊張の混じった面持ちではなく、目の前の海をまっすぐ見つめるその瞳には、不安よりも「楽しみ!」 という気持ちと、そして確かな「自信」が宿っていました。

たった一日で、人はこんなにも成長する。

そして、海は人をこんなにも変える力がある。 インストラクターとして、この瞬間に立ち会えるのは、本当に幸せなことだなぁ、としみじみ感じました。

OWD講習の総仕上げ!最後のスキルチェックも完璧

今日のミッションは、海で3回のダイビングを行い、OWD講習のすべてのスキルをマスターすること。昨日、あれだけのセンスを見せてくれたTさんですから、ぼくはもう、何の心配もしていませんでした。

コンパスナビゲーションで、自分で進む楽しさを

OWD講習の山場の一つとも言えるのが、「コンパスナビゲーション」。 水中でコンパス(方位磁石)を使って、自分で目標を決めて進み、そしてちゃんと元の場所に戻ってくる、というスキルです。

これまでの「インストラクターについていく」ダイビングから、「自分でルートを決めて進む」 ダイビングへの、大きな一歩。 Tさんは、これも難なくクリア。コンパスを見ながら、まっすぐに、そして安定した姿勢で進んでいく姿は、もうすっかり一人前のダイバーの風格でした。

「自分で進みたい方向へ行ける」

この感覚が、ダイビングの楽しさを、さらに何倍にも広げてくれるんですよね。

少し深めの場所へ、中性浮力でふわふわと

最後の仕上げとして、昨日よりも少しだけ深い水深まで、ゆっくりと潜っていきます。 水圧の変化が大きくなる少し深めの場所でも、Tさんは完璧な中性浮力(浮きも沈みもしない、無重力のような状態)をキープ。

フィン(足ひれ)をほとんど動かさずに、ただ自分の呼吸だけで、水中でふわふわと姿勢を保つ。 これこそ、ダイバーが憧れる、最も美しくて、最もエコな(空気を節約できる! )泳ぎ方です。昨日プールで練習したスキルが、もう完全に自分のものになっている証拠ですね。

すべてのスキルを、自信を持ってクリア!

その他の緊急時を想定したスキルなども、一つひとつ確認していきましたが、Tさんはすべて、落ち着いて、そして自信を持ってクリアしていきました。

もう、ぼくが教えることは何もありません。 Tさんは、自分の力で、安全に、そして楽しく海の世界を冒険するための、すべての知識とスキルを身につけたのです。

ご褒美のファンダイブ!三浦の海で見た小さな命

すべてのスキルチェックが終わった後の最後のダイブは、もう講習ではありません。 Tさんのダイバー誕生を祝う、「ご褒美のファンダイビング」 です!

講習の緊張から解放されて、純粋に楽しむ時間

「もう、スキルは何もしなくていいですよ! 純粋に、海の中を楽しんでください!」 そう伝えると、Tさんの顔が、パッと明るくなりました。

スキルを「こなす」ことから解放されて、ただただ目の前に広がる景色と、そこに住む生き物たちとの出会いを楽しむ時間。 これこそ、ダイビングの本当の醍醐味です。

今日の主役!瓶のおうちから顔を出すニジギンポ

ぼくは、二人をある場所に案内しました。 そこは、水底に古い空き瓶が転がっている、なんてことない場所。でも、その瓶の中には、とっても可愛い住人がいるんです。

そーっと近づいて、瓶の入り口を指さすと…。 中から、ひょこっと顔を出したのは、くりっとした目が愛らしいニジギンポ! まるで、「だーれだ?」って、かくれんぼしているみたいに、顔を出したり、引っ込めたり。 その仕草の可愛らしいこと!

Tさんも、水中で「かわいいー!」って声が聞こえてきそうなほど、目を細めて見入っていました。 派手な大物や、珍しい魚もいいけれど、こんな風に、足元でひっそりと暮らす小さな命の物語を見つけられるのも、三浦の海の素敵なところなんです。

パートナーの記念日!S君のカメラロールは宝物でいっぱい

そして、この感動的な瞬間のすべてを、S君がその大きなカメラに収めてくれていました。 Tさんが初めてコンパスを持つ姿、ニジギンポに夢中になっている横顔、そして、3人で「楽しいね!」 ってOKサインを出し合う瞬間。

今日も一日、S君は最高の専属カメラマンでした(笑)。 大切なパートナーがダイバーになる、という記念すべき一日。その思い出を、自分の手で記録に残せるなんて、本当に素敵ですよね。S君が撮った写真や動画は、これから先、二人にとって、かけがえのない宝物になったはずです。

そして、感動の認定式へ!「おめでとう!」が響く午後

3回のダイビングを終え、陸に上がると、夏の太陽が「おつかれさま!」と言わんばかりに、ぼくらを温かく照らしていました。

ログ付けしながら、3ダイブを振り返る

シャワーを浴びてさっぱりしたら、今日のダイビングを記録する「ログ付け」 の時間です。 「あのニジギンポ、可愛かったね!」 「コンパス、意外と難しかったけど、面白かった!」 「S君の写真、早く見たいな!」

楽しかった今日の思い出を語り合う時間は、ダイビング後の、もう一つの楽しみ。 この和やかな時間も、ぼくは大好きです。

最高の瞬間!オンラインでダイバー誕生

そして、ログブックにぼくがサインをし、ついにその瞬間がやってきました。 昔はここで真新しいカードを手渡したものですが、今はもっとスマート。ぼくはパソコンを開いて、PADIの指導団体サイトへTさんの情報を入力し、オンラインで認定の申請を行います。

「Tさん、本当にお疲れ様でした。

そして…」 「はい、これで申請完了です!Tさんは、今日この瞬間から、正式にPADIのオープン・ウォーター・ダイバーですよ! おめでとうございます!」

そう言って申請完了の画面を見せた時の、Tさんの、本当に嬉しそうな、そして誇らしそうな笑顔。 物理的なカードがなくても、この「ダイバーになった!」という実感と喜びの輝きは、全く色褪せません。すぐにスマホに送られてくるテンポラリーカード(仮の認定証ですね)の画面を二人で覗き込んでいる姿は、インストラクターとして、最高のやりがいを感じる光景でした。

ライセンスはゴールじゃない、冒険の始まり

ぼくは、二人に伝えました。 「この認定は、ゴールじゃない。世界中の海へ続く、冒険の始まりのチケットだよ」 と。

さっそく、二人は9月に宮古島に潜りに行く計画があるんですって。 最高じゃないですか! 今日マスターしたスキルがあれば、宮古島の美しいサンゴの海も、自信を持って楽しめるはず。本当に、最高の旅にしてきてほしいな、と心から思います。

そして、こうも付け加えさせてもらいました。 「宮古島から帰ってきたら、ぜひ次のステップ『AOW(アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー)』に挑戦しに来てくださいね。もっと深い場所へ行けたり、夜の海を探検したり、ダイビングの楽しみ方が、もっともっと広がりますよ!」

二人は、目を輝かせて「ぜひ!」 と答えてくれました。

FAQ: ライセンス取得後の楽しみ方

Q1: テンポラリーカードで、すぐにダイビングできますか?

A1: はい、もちろんです!オンラインで発行されるテンポラリーカードは、正式なCカードと同じ効力を持っています。世界中のダイビングサービスで、ダイバーであることの証明として使えますので、ご安心ください。

Q2: 次はAOW(アドヴァンス)に挑戦するのがおすすめですか?

A2: はい、とてもおすすめです!OWDで基本的なスキルを身につけた後、AOWでは「遊び方の幅を広げる」 ことを学びます。中性浮力を極めたり、水中ナビゲーションを深めたり、興味のある分野をいくつか体験することで、さらにダイビングが楽しく、安全になりますよ。

Q3: 器材は買ったほうがいいですか?

A3: 宮古島旅行など、続けて潜る予定があるなら、ご自身の体にフィットするマスクやスノーケル、フィンなど、軽器材と呼ばれるものから揃えてみるのも良いかもしれません。 快適さが格段にアップしますよ。もちろん、レンタルでも全く問題ありませんので、焦らず、インストラクターに相談しながら考えてみてくださいね。

まとめ:あなたのダイビングストーリーも、ここから

卒業生が大切なパートナーを連れてきてくれて、そのパートナーが素晴らしい才能を見せてくれて、そして二人で新しい冒険へと旅立っていく。 そんな、本当に素敵な二日間に立ち会えたことに、心から感謝です。

Tさん、改めまして、ダイバー誕生、本当におめでとうございます! そしてS君、最高のパートナーを紹介してくれて、本当にありがとう!

この記事を読んでくれているあなたのダイビングストーリーも、ぜひ、ここ三浦の海の学校から、始めてみませんか? ぼくたちは、いつでも、あなたの「初めて」を、最高の「思い出」 に変える準備をして、待っています!

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