三浦 海の学校のブログ
そのプール、本当に潜れますか?水深3..5mの“本物”のプールが海学にある理由

そのプール、本当に潜れますか?水深3..5mの“本物”のプールが海学にある理由

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こんにちは!

インストラクターの吉田です。

ダイビングを始めよう! と決意して、スクール選びを始めたあなた。 ウェブサイトやパンフレットを見ていると、「プール完備!」という言葉を、よく目にするかもしれませんね。

「お、プールがあるんだ。 それなら安心だな」 そう思うのは、ごく自然なことです。でも、ここで一つ、ぼくはどうしても、あなたと一緒にもう一歩だけ、深く考えてみたいことがあるんです。

「そのプールで、どんな“練習”ができるんだろう?」

今日は、多くの人が見落としがちな、でも、あなたのダイビング人生のスタートを大きく左右するかもしれない、「プールの深さ」という、ものすごく大事なお話をしたいと思います。

「プール講習」 の、ちょっぴり深い話。その“深さ”が、未来を変える?

ダイビングスクールが「プール完備」 と謳っていても、その環境は様々です。

例えば、水深が1.2m〜1.5m程度のプール。これは、水に慣れたり、基本的な器材の使い方を学んだりするには、とても良い環境です。

でも、本物の海でダイビングをするための練習場所として、もし、もっとできることがあるとしたら…? その「もっと」が、あなたの未来のダイビングを、さらに安心で、楽しいものに変えてくれるかもしれません。

浅いプールと、深いプールの「できること」の違い

想像してみてください。 大人の身長なら、水深1.2mのプールでは、膝を曲げれば足が底につきます。 ここでは、水中で呼吸する感覚や、マスクに水が入っても大丈夫、ということに慣れる素晴らしい練習ができます。

ただ、器材を背負って本格的に「泳ぐ」感覚や、ダイビングの醍醐味である無重力のような浮遊感を、心ゆくまで体験するのは、少し難しいかもしれません。

中性浮力や耳抜き…海とのギャップをどう埋める?

ダイビングには、本物の海で必ず必要になる、いくつかの大切なスキルがあります。

  • 耳抜きの練習: 水圧の変化に対応する「耳抜き」。浅いプールでは水圧の変化が少ないため、練習の機会が限られてしまうことがあります。
  • 潜降・浮上のコントロール: 自分の力でゆっくり沈んだり、安全なスピードで浮上したりするスキル。これも、ある程度の深さがないと、本格的な練習は難しいかもしれません。
  • 中性浮力の感覚: 水中で浮きも沈みもしない「中性浮力」。浅いプールでは、すぐに水面や底についてしまうため、繊細な浮力調整をじっくり練習するのが、ちょっぴり大変な場合もあります。

これらのスキルをプールで十分に練習できないと、いざ本物の海に出た時に、「あれ、プールと感覚が違うぞ?」と、少し戸惑ってしまうことがあるかもしれないのです。

大事なのは、プールと海の「ギャップ」をなくすこと

ぼくが一番大切にしたいのは、あなたが初めて海に潜る時、不安や戸惑いではなく、純粋な感動と楽しさを感じてほしい、ということです。 そのためには、プールでの練習と、本物の海との「ギャップ」を、限りなくゼロに近づけてあげることが、すごく重要なんです。

だから、海学は考えた。最大水深3.5mの「本物のダイビングプール」

ぼくたち三浦 海の学校は、あなたのダイビングの第一歩が、「絶対の安心感」 と「最高の楽しさ」から始まってほしい。

その一心で、ぼくたちは、**最大水深3.5mの「本物のダイビングプール」 **という答えにたどり着きました。

海の環境を、安全に、より忠実にシミュレーション

水深3.5m。 この深さがあれば、あなたがライセンス講習で経験する、ほとんどのスキルを、本物の海に近い環境で、しかし、波も流れも生き物もいない、完全に安全な状態でシミュレーションすることができます。

潜降・浮上・耳抜き、リアルな水圧で学ぶから身につく

水深3.5mまでゆっくり潜降していく過程で、あなたは、リアルな水圧の変化を体感できます。 だからこそ、「あ、耳がツンとしてきたな。このタイミングで耳抜きをするんだな」という、自分の体の感覚を、安全に、そして確実につかむことができるんです。

ロープを使いながら、自分の力で浮上スピードをコントロールする練習も、ここなら完璧にできます。

中性浮力の「スイートスポット」を見つけられる深さ

そして、何よりも中性浮力。 水深3.5mという、水面からも、底からも、十分に距離がある空間で初めて、あなたは本当の「無重力」 を体験できます。 BCD(浮力調整ジャケット)の空気量をミリ単位で調整し、呼吸で体がふわっと浮き沈みする、あの繊細な感覚。 水中でピタッと静止する「ホバリング」の練習も、誰にも、何にも邪魔されずに、納得いくまで行うことができるんです。

【レベル別】水深3.5mプールは、こんなに“うまい汁”が吸える!

この「本物のプール」は、実は、あらゆるレベルのダイバーにとって、最高の遊び場であり、練習場所になるんです。

初心者の方へ:恐怖心を「絶対の安心感」に変える魔法

いきなり海は怖い、というあなたのための場所です。 ここで、足のつかない深さへの感覚に慣れ、ダイビングに必要なすべての基本スキルを、より実践的にマスターできます。プールで得た絶大な自信は、初めての海洋実習を、恐怖の時間から、純粋な感動と冒険の時間へと変えてくれる魔法になります。

ブランクダイバーの方へ:忘れたスキルを、誰にも気兼ねなく取り戻す場所

「スキル、忘れちゃったな…」「いきなり海で、周りに迷惑かけたくないな…」

そんな、ブランクのあるあなたのための、最高のウォームアップ施設です。 器材のセッティングから、マスククリア、中性浮力まで。人目を気にすることなく、ご自身のペースで、忘れてしまった感覚を、じっくりと思い出すことができます。

スキルアップを目指す方へ:苦手克服と新器材のテストに最適

「中性浮力を、もっと極めたい」 「新しく買ったドライスーツやカメラを、海で使う前に試したい」

そんな、向上心あふれるあなたのための、最高のトレーニングジムです。 波も流れもない穏やかな環境で、自分の課題とじっくり向き合う。 ウェイト量の最終調整をする。これほど効率的な練習場所は、他にありません。

フリーのインストラクター様へ:最高の教育環境を提供します

ご自身のお客様に、最高の教育を提供したい、と考える、個人インストラクターのあなたへ。 海学のプールは、施設レンタルも可能です。天候に左右されず、安全で、質の高い講習を開催できるこの環境を、ぜひご活用ください。

プールで万全の準備ができたから、海がもっと楽しくなる

ぼくたちが、なぜここまでプールにこだわるのか。 その最終的な目的は、ただ一つ。

あなたに、本物の海を、120%楽しんでほしいからです。

面倒で、時に不安を感じるスキル練習は、すべてプールで終わらせてしまう。 だから、海洋実習では、スキルを「こなす」ことに必死になる必要がありません。 それは、プールでやったことの「おさらい」と、あとは純粋に、目の前に広がる水中世界を「楽しむ」 だけの、最高の冒険の時間になるんです。

スキルへの不安がないから、心に余裕が生まれる。 余裕が生まれるから、周りの美しい景色や、可愛い生き物たちに、ちゃんと目を向けることができる。

結果として、誰よりも早く、そして深く、ダイビングの本当の楽しさを知ることができる。 ぼくは、そう確信しています。

あなたの、たった一度の、大切なダイビングの第一歩。 そのスタートラインに、三浦 海の学校が誇る、この「本物のダイビングプール」 を選んでみませんか? ぼくたちが、最高のスタートを、約束します。

◆ プールでの講習や練習について、もっと詳しく聞いてみる https://lin.ee/TGneett

三浦 海の学校のウェブサイトはこちらからどうぞ!

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