三浦 海の学校のブログ
北海道から三浦の海へ!リピーター様とウミウシ探し&まさかのAI談義!?

北海道から三浦の海へ!リピーター様とウミウシ探し&まさかのAI談義!?

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北海道から三浦の海へ!

リピーター様とウミウシ探し&まさかのAI談義!?

こんにちは! 8月26日、三浦の海はとても嬉しい再会から始まりました。なんと、北海道からリピーターのMさんが遊びに来てくれたんです!今日は、そんなMさんとの最高に楽しかった2ビーチダイビングの様子と、海から上がった後の、ちょっと意外で刺激的なお話について書きたいと思います。

遠い北の大地から、この三浦の海を思い出して、また潜りに来てくれる。 インストラクターとして、これ以上に嬉しいことはありません。ぼくたちの愛する海を、そしてこの「三浦 海の学校」という場所を、同じように好きでいてくれる仲間がいる。 その事実が、明日も頑張ろう!という大きな力になるんです。

Mさん、本当にありがとうございます!

北の大地から、ようこそ三浦へ!

「また来たよ!」 Mさんのその一言と笑顔は、ぼくにとって最高のプレゼントです。交通費や時間をかけて、数ある日本の海の中から、またここを選んでくれた。その想いを考えると、胸がじーんと熱くなります。

「ただいま」「おかえりなさい」が自然に言える関係性って、本当に心地よいですよね。ダイビングという趣味が繋いでくれた、かけがえのないご縁に、まずは心から感謝です。

今日の三浦の海のご機嫌は?

さて、再会の喜びを噛み締めながら、さっそく今日の海のコンディションをチェックです。 この日の透明度は7mほど。夏の海としては、まずまずといったところでしょうか。 遠くまでスコーン!と抜ける青さはありませんが、こういう日は、逆に足元の小さな生物たちに意識が向くので、マクロ(ざっくり言うと、小さな生き物をじっくり観察することですね!)好きにはたまらないコンディションかもしれません。

水温は23度。 ウェットスーツで潜ると、水に入った瞬間は「ひんやり」と感じるけれど、動いているうちにすぐに慣れて、じっくり生物を探していても寒すぎない、ちょうど良い気持ちよさです。

「今日はどんなダイビングにしましょうか?」とMさんと相談し、「のんびり2ビーチで、小さな宝石(ウミウシ)探しといきましょう!」 ということに決まりました。

さあ、準備は万端! Mさんとの宝探しダイビング、スタートです!

小さな宝石探し!マクロの宇宙に夢中

三浦の海の魅力は、派手な大物や広大なサンゴ礁だけではありません。岩陰や砂地をよーく目を凝らして見ると、そこには驚くほど多様で、カラフルで、そして個性豊かな小さな生き物たちが暮らす「マクロの宇宙」 が広がっているんです。

Mさんと一緒に、その小さな宇宙を探検してきましたよ。

今日の主役はウミウシたち!

今日のメインテーマは、なんといってもウミウシ探し! 「海の宝石」とも呼ばれるウミウシは、その名の通り、牛のようにゆっくりと海底を這い、色も形も本当に様々。どうしてこんなデザインが自然界に生まれるんだろう? と、見るたびに感動してしまいます。

この日も、たくさんの宝石たちに出会うことができました。

ウミウシを探すコツは、とにかく「ゆっくり動く」 こと。

そして、岩の裏側や海藻の陰など、生き物たちが隠れやすそうな場所を、丁寧に、じっくりと見ていくことなんです。焦らず、急がず、海と一体になるような気持ちでいると、不思議と今まで見えなかったものが見えてくる。ダイビングの奥深さを、ウミウシたちが教えてくれるような気がします。

可愛すぎる!アイドルたちの饗宴

ウミウシ以外にも、たくさんの可愛い海のアイドルたちがぼくらを迎えてくれました。

まずは、イシダイの幼魚! 成魚になると白黒の縞模様が勇ましいイシダイですが、幼魚の頃は黄色い体に黒い線が何本も入っていて、その見た目から「サンバ」 なんて呼ばれたりします。ちょこまかと俊敏に動き回る姿は、見ていて飽きません。大人とのギャップがまた、たまらなく可愛いんですよね。

そして、ネンブツダイの群れ。 いつも同じ場所に、何百、何千という数で群れている彼ら。その群れの中に突っ込んでいくと、まるで銀色のカーテンに包まれるような、幻想的な光景が広がります。 この時期は、ちょうど恋の季節。よーく観察すると、口の中がパンパンに膨らんでいるオスを見つけることができます。 これは「口内保育(こうないほいく)」といって、メスが産んだ卵を、オスが口の中で守り育てているんです。ご飯も食べずに、ひたすら卵に新鮮な水を送り続けるその姿は、なんとも健気で、見つけるたびに「お父さん、頑張れ!」 と心の中で応援してしまいます。

砂地の方に目をやれば、美しいハナハゼがいました。 淡いピンク色の体に、スッと伸びた背びれが特徴的な、とても優雅なハゼです。巣穴から少しだけ出てきて、空中に浮かぶようにピタッと静止(ホバリング)している姿は、まさにバレリーナのよう。でも、とっても臆病なので、少しでも近づくと、あっという間に巣穴に隠れてしまいます。 その姿を驚かせないように、そーっと、息を殺して距離を詰めていく。この、生き物との駆け引きのような時間も、ダイビングの醍醐味の一つかもしれませんね。

巣穴の住人たちにご挨拶

岩場の小さな穴や、砂地から、ひょっこりと顔を出している住人たちにも会えましたよ。

まずは、愛嬌たっぷりのコケギンポ。 岩の隙間から、もじゃもじゃの眉毛(皮弁というものです!)を生やした顔だけを出している姿は、なんともユーモラス。「ひょっこりはん」みたいで、見つけると思わず笑みがこぼれます。彼らは表情がすごく豊かに見えて、「今日はちょっとご機嫌斜めかな?」 とか「あ、笑ってる!」とか、勝手にアテレコしながら観察するのも楽しいんです。

砂地からは、ハナアナゴがにょろりと顔を出していました。 夜行性なので、昼間は砂の中に体を隠して、顔だけ出していることが多い彼ら。大きな瞳でじーっとこちらを見ている姿は、ちょっと眠そうにも見えて、それがまた可愛いんです。

一つのダイビングで、こんなにもたくさんの命に出会える。三浦の海の豊かさを、改めて実感するダイビングになりました。

まさかの展開! 海から上がればAI談義!?

最高の海を満喫し、陸に上がってログブック(ざっくり言うと、潜水記録ノートのことですね!)をつけながら、Mさんと今日のダイビングを振り返っていた時のこと。

ふとしたきっかけで、AIの話題になったんです。 「最近、AIってすごいですよね。 吉田さんは何か使ったりするんですか?」 Mさんからの、その一言から、まさかあんなに話が盛り上がるとは、その時のぼくは予想もしていませんでした(笑)。

ダイバーとAI、意外な共通点?

実はMさん、最近AIの技術にすごく興味を持っているとのこと。 すごい探求心ですよね!

そこから始まった、ぼくとMさんのAI談義。 話しているうちに、ぼくらはある面白い事実に気づきました。 「あれ? ダイビングとAIって、なんだか似てるところが多くないですか?」 と。

① 探求心とワクワク感 ダイビングは、まだ見ぬ水中世界を探検する冒険です。「この岩の向こうには何があるんだろう?」「どんな生き物に出会えるんだろう?」 というワクワク感が原動力です。 一方のAIも、その可能性は無限大。「このAIにこんなお願いをしたら、どんな答えが返ってくるんだろう?」「どう使えば、もっと面白いことができるんだろう?」と、未知の領域を探求していくワクワク感があります。

② 情報収集と計画の重要性 安全なダイビングは、潜る前の徹底した情報収集(天気、海況など)と、無理のない計画(ダイブプラン)が9割を占めると言っても過言ではありません。 AIを上手に使いこなすのも、実は同じです。どんなAIツールがあって、それぞれ何が得意なのか情報を集め、自分の目的に合わせて「どういう指示(プロンプト)を出せば、一番良い結果が得られるか」 を計画する。この準備段階が、結果を大きく左右します。

③ 道具(ツール)への深い理解 ダイバーは、レギュレーターやダイブコンピュータといった器材の特性を正しく理解し、信頼できる相棒として使いこなす必要があります。 AIユーザーも、ChatGPTやGeminiといったツールの長所や短所(例えば、平気で嘘をつく「ハルシネーション」という現象があることなど)をしっかり理解した上で、賢く使いこなすリテラシーが求められます。

④ リスク管理の意識 ダイビングには、減圧症などのリスクが伴います。そのリスクを正しく理解し、常に安全マージン(余裕)を持って行動することが鉄則です。 AIにも、情報漏洩や著作権、バイアス(偏見)といったリスクが存在します。その危険性を知り、対策を講じながら利用する、というリスク管理の意識が不可欠です。

こんな話をしていたら、Mさんと二人で「なるほどー!」「確かにそうだ!」 と、何度も頷き合ってしまいました。全く違う分野に見えて、その根底に流れる「向き合い方」 や「心構え」には、驚くほど多くの共通点があったんです。

ぼくのもう一つの顔、AIサロンの話

そんな風に話が最高潮に盛り上がったところで、ぼくは、自分のもう一つの活動についてお話しさせていただきました。

実はぼく、「AquaBit LAB(アクアビット ラボ)」という屋号で、AIの活用法などについて情報発信する活動もしているんです。

そして、有難いことに、その活動の一環で、AIについてみんなで学んだり情報交換したりするオンラインのコミュニティ(サロン)も運営させてもらっています。

「えっ、そうなんですか! ?」と、Mさんの目がキラリと輝きました。 「難しい技術論を戦わせるような場所じゃなくて、もっと気軽に、どうやったらAIを日々の暮らしや仕事で楽しく、便利に使えるかな?っていうアイデアを、みんなでシェアするような、和気あいあいとした場所なんです」

そんな風にお話しさせていただくと、Mさんが「それ、すごく面白そうですね! ぜひ詳しく教えてください!」と、とても興味を持ってくださったんです。

「好き」が繋がる喜び

もう、最高に嬉しかったですね。 「ダイビング」 という共通の「好き」を通じて出会ったMさんと、全く違う「AI」という、ぼくが今もう一つ夢中になっている分野でも、また新しく繋がることができた。

ダイビングは、ただ海に潜るだけの趣味じゃない。 こうして、年齢も、住んでいる場所も、普段の仕事も違う人たちと出会わせてくれる。

そして、海の話だけでなく、時には全く予想もしなかったような刺激的な話題で、自分の世界をぐんぐんと広げてくれる。

人との出会いこそが、人生を豊かにしてくれる最高の宝物なんだな、と、Mさんとの会話を通して、改めて強く感じさせてもらいました。

また一緒に、海と未来の話をしましょう!

Mさん、今回は遠い北海道から、本当にありがとうございました! 海の中では、たくさんの小さな命の輝きに一緒に感動し、陸に上がれば、未来を感じさせるAIの話で時間を忘れるほど語り合う。本当に、本当に、忘れられない最高の一日になりました。

ダイビングという素晴らしい趣味が繋いでくれたこのご縁を、これからも大切にしていきたいと、心から思います。

Mさん、次に三浦に来てくれる時は、どんな生物に出会えるでしょうね。

そして、その頃にはAIは、どんな風に世界を変えているんでしょうか。

また一緒に、海の話と、未来の話ができる日を、今から楽しみにしています!

ぜひまた、三浦の海へ「ただいま!」 と帰ってきてくださいね。いつでも「おかえりなさい!」 と、最高の笑顔でお待ちしています!

◆ 三浦 海の学校 ご紹介

https://miura-diving.com/

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