三浦 海の学校のブログ
最高のバトンパス!小笠原へ旅立つダイバーと、元同僚ガイドとの特別な一日。

最高のバトンパス!小笠原へ旅立つダイバーと、元同僚ガイドとの特別な一日。

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こんにちは!

人生って、計画通りにいかないからこそ面白いのかもしれない。 7月27日、まさにそんなことを実感する、不思議な偶然が重なった、最高に熱い一日がありました。 今日はその物語をお届けします。

物語のはじまりは、一本の電話から

数日前、2ビーチファンダイビングのご予約をいただきました。 いつも通り、とても嬉しい瞬間です。 ただ、その日は少し予約が重なっていたので、「うーん、人手が足りないな…そうだ!」 と思いついて、一人の男に電話をかけました。

相手は、以前この「三浦 海の学校」 で、ぼくと一緒に働いてくれていた元同僚。 今はダイビングとは違う仕事をしているのですが、「悪いんだけど、一日だけ助っ人をお願いできないかな?」と頼んだところ、快く引き受けてくれたんです。

この時はまだ、これが特別な一日になるなんて、ぼくも彼も、知る由もありませんでした。

迎えた当日、そして驚きの事実が発覚!

ファンダイビング当日。ゲストをお迎えし、「今日はよろしくお願いします!」 なんて和やかに準備をしていた時のこと。 何気ない会話の流れで、ぼくは尋ねました。

「最近は、どこか潜りに行かれたりしたんですか?」

すると、ゲストから返ってきたのは、予想だにしない答えでした。

「いやー、これからなんです。 来月、小笠原に行くことになってて!」

「おがさわら…! ?」

その言葉を聞いた瞬間、ぼくと、助っ人に来てくれた元同僚は、思わず顔を見合わせました。 (え、小笠原!? それは大変だ!いや、最高に羨ましい!!) そんな声が、お互いの心の奥から聞こえてきたようでした(笑)。

まさか、今日のお客さんが、そんな大きな冒険を控えていたなんて! ただのファンダイビングのつもりが、にわかに「小笠原への壮行会ダイブ」 という、重要な意味合いを帯びてきたのです。

そして海のコンディションは…最高の(?)練習日和

そんな重大事実が発覚したところで、ふと窓の外に目をやると、今日の三浦の海は…

水面は南風で少しジャバジャバ。 海の中の透明度は、正直なところ2mから4mほど。

お世辞にも「最高のコンディション!」 とは言えない状況でした。 「うーん、せっかくの壮行会ダイブなのに、もうちょっと穏やかだったら良かったのになぁ…」 なんて、一瞬思ったのですが…いや、待てよ?

この状況って、もしかして…。

結果オーライ!最高の“特訓”ダイブになりました(笑)

そうなんです。図らずも、この「ちょっとタフなコンディション」が、小笠原の海への、最高の予行演習になったんです!

小笠原の海は、時に流れが速かったり、水深が深かったりする外洋にあります。特に、潮の流れに乗って移動する「ドリフトダイビング」が主流になることが多く、そこでは高いレベルの基本スキルが求められます。

視界があまり良くない中で、コンパスを頼りに自分の位置を把握したり、バディを見失わないように泳いだりすること。 少し波がある水面でも、慌てずにエントリーやエキジットをこなすこと。 水中でのスキルコントロールを、より正確に行うこと。

これら全てが、今日の三浦の海では、自然と練習できてしまう状況だったんです! 計画していたわけじゃないのに、偶然が重なって、最高の「特訓ダイブ」 の舞台が整ってしまいました(笑)。


スキルアップや、特別な目的を持ったダイビングのご相談も、いつでもお待ちしています!

さすがの腕前! 最高の「バトンパス」をありがとう

そして、そんな偶然の「特訓ダイブ」 で、ガイド役を務めてくれた元同僚。 ただの助っ人を頼んだつもりが、図らずも「小笠原への最終テスト教官」という、超重要な役割を担うことになった彼ですが…さすがでした。

現場を離れていても、彼のガイドスキルは全く錆びついていませんでした。 ゲストのスキルレベルを的確に見抜き、「小笠原では、こういう時に、こう動くと楽ですよ」とか「フロートを上げるタイミングは、このくらいがいいですね」とか、未来のダイビングに直結する、的確で、温かいアドバイスに満ちていました。

それは、まるで「バトンパス」 のようでした。

ぼくらが三浦の海で伝えてきたダイビングの楽しさや安全への想いを、彼が今も大切に持ち続けてくれていること。

そして、その想いを、小笠原という新しいステージへ旅立つゲストに、最高の形で手渡している。

そんな光景を見られただけで、「ああ、この仕事をしてきて本当に良かったな」 と、心から思える、最高の一日になりました。 彼には、本当に感謝しかありません。 ありがとう!

最高の準備で、最高の旅を!

今回のファンダイビングは、たくさんの偶然が重なって、結果的にとっても有意義な時間になりました。 きっと、小笠原の海でも、素晴らしいダイビングができるはずです!

ぼくらも、三浦の空の下から、最高の旅になるように、心から応援しています。 楽しんできてくださいね! そして、帰ってきたら、ぜひ、お土産話を聞かせてください!

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