三浦 海の学校のブログ
【奇跡の瞬間】アオリイカの赤ちゃんが生まれる瞬間に遭遇!嬉しい再会が呼んだ、三浦の海での感動の一日

【奇跡の瞬間】アオリイカの赤ちゃんが生まれる瞬間に遭遇!嬉しい再会が呼んだ、三浦の海での感動の一日

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こんにちは!

インストラクターの吉田です。

2025年7月21日、月曜日。 連休最終日。 三浦半島には、夏の太陽が容赦なく照りつける、最高の快晴がやってきました! 風はまだ少し残っていましたが、海は昨日までの荒れた表情から一変し、穏やかな姿を取り戻しつつあります。

こんな最高の日に、最高の仲間と、そして最高の出会いがありました。

そして、海の神様が「よく来たね」と微笑んでくれたかのような、奇跡のような瞬間にまで立ち会うことができたんです。

今日は、そんな、人と人、そして人と海との「繋がり」を強く感じた、感動の一日についてお話しさせてください。

「おかえりなさい!」心強い仲間との嬉しい再会

今日の物語は、朝、ぼくが海学に到着した瞬間から始まりました。 お客様をお迎えし、車のドアを開けると、そこには、ずっと会いたかった、懐かしい笑顔があったんです。

「あれ? 下山さん!?おはようございます!」 「お久しぶりです!」

そこにいたのは、海学が誇る、アシスタントインストラクターの下山さん! 彼もまた、海を、そして海学を愛する、ぼくの大切な仲間の一人です。

仲間がいるから、もっと楽しく、もっと安全に

実は、これから夏本番に向けて、海学がもっと賑やかになる季節。お客様一人ひとりに、より手厚く、より安全に楽しんでもらうために、下山さんにヘルプをお願いしていたんです。今日は、その準備のために、顔を出してくれました。

久しぶりに会って、ダイビングの話、最近の話、いろんな話をしていると、やっぱり「仲間っていいな」 って、心から思います。 一人ではできないことも、仲間がいればできるようになる。 不安なことも、仲間がいれば安心に変わる。

そして何より、楽しい時間は、仲間と分かち合うことで、何倍にも、何十倍にも膨れ上がる。

今日のリフレッシュダイビングも、急遽、下山さんに一緒に楽しんでもらうことに。 最高の仲間と共に、最高の一日が始まる。そんな予感がしていました。

もう一人の素敵な出会いと、リフレッシュダイビング

そして今日、もう一人、素晴らしい出会いがありました。 本日のお客様は、かなり久しぶりにダイビングをする、というリフレッシュダイビングでのご参加です。

お客様は、大学で体育? を教える先生!

お話を伺ってみると、なんと、大学で体育? ?を教えていらっしゃる先生! 「なるほど、だからか…!」と、後でぼくは何度も膝を打つことになります。

さすがの運動神経?ブランクを感じさせない完璧なスキル

「かなり久しぶりなので、ほとんど忘れちゃってますよ…」 そう謙遜されていましたが、とんでもない!

まずはプールでのスキルチェックから。 器材のセッティング、水中でレギュレーターが外れた時の対処法(レギュレーターリカバリー)、マスクに水が入った時の抜き方(マスククリア)…。 ブランクダイバーの方が、少し戸惑いやすいスキルも、先生は、まるでお手本のように、落ち着いて、そして完璧にこなしていくんです。

「先生、本当に久しぶりですか…?」 「いやぁ、体が覚えてるもんですねぇ」

さすがは体育の先生!その優れた運動神経と、体の動かし方を理解する能力には、ただただ脱帽でした。

「プールがある安心感」を、改めて実感

でも、先生はこうもおっしゃっていました。 「やっぱり、いきなり海じゃなくて、こうしてプールで練習できるのは、本当に安心ですね」 と。

どんなに運動神経が良くても、どんなに昔の経験があっても、「久しぶり」 という不安は、誰にでもあるもの。 その不安を、穏やかで安全なプールで、一つひとつ「大丈夫だ」 という自信に変えていく。 このプロセスが、リフレッシュダイビングにおいて、何よりも大切なんだと、改めて実感させてもらいました。

新しい「繋がり」 へ。大学でのスノーケリング授業

そして、この先生との出会いは、さらに新しい、ワクワクする未来へと繋がっていたんです。

実は、今回先生がリフレッシュダイビングに来てくださったのは、ある「ご縁」 がきっかけでした。

なんと、この度、先生が担当されている大学の授業で、ぼくがスノーケリングの講師を担当させていただくことになったんです!

海の楽しさを、もっとたくさんの若者たちへ

未来ある若者たちに、海の素晴らしさ、自然と触れ合うことの楽しさ、そして、安全に楽しむための知識を、直接伝えられる機会をいただける。 インストラクターとして、これほど光栄で、やりがいのあることはありません。

今日の出会いは、その大切な授業に向けた、素晴らしいキックオフになりました。 今から、どんな授業にしようか、どうやったら彼らの心に響くかな、と、楽しみで仕方ありません!

そして、海がくれた最高のプレゼント。奇跡の瞬間に立ち会う

さて、プールでの練習を完璧に終え、いよいよ海へ。 今日集まった、最高のメンバー。 心強い仲間の下山さん、そして、新しい繋がりをくれた、素敵な先生。

そんなぼくらを、海は、最高のプレゼントを用意して待っていてくれました。

透明度3m…でも、だからこそ見えたもの

正直に言うと、今日の海の透明度は3〜4mと、決して良いとは言えませんでした。 でも、ぼくはこういう日のダイビングも、結構好きなんです。

遠くまで見えないからこそ、必然的に、自分のすぐ近くの、小さな世界に意識が集中する。 岩肌にじっと張り付いている生き物や、砂地でひっそり暮らす命に、気づくことができる。

プライベート的な雰囲気で、誰にも急かされることなく、のんびりと、マクロの世界を探検する。これもまた、贅沢なダイビングの楽しみ方の一つです。

生命の誕生!赤ちゃんが飛び出す、感動のハッチアウト

そして、その時は、突然やってきました。 アオリイカの産卵床として設置してある、木の枝。そこに、ブドウの房のように、たくさんの卵が産み付けられています。 ぼくたちは、その卵を、静かに、そっと観察していました。

すると… 卵の袋の一つが、かすかに、ぷるぷると震え始めたんです。

「…! まさか!」

息をのんで、みんなで見守る。 すると、次の瞬間。 卵の膜を突き破って、本当に小さな、小さな、アオリイカの赤ちゃんが、ぴょこん!と外の世界に飛び出してきたんです!

ハッチアウトの瞬間です! ぼくも、何度もこの卵を見てきましたが、孵化の、まさにその瞬間に立ち会えたのは、数えるほどしかありません。 それは、何の前触れもなく訪れる、本当に奇跡のような光景。

あまりに小さくて、透き通っていて、でも、ちゃんと親と同じ形をしている。 生まれたばかりの赤ちゃんは、一瞬戸惑うように静止した後、小さなヒレを一生懸命動かして、広大な海の中へと、元気に泳ぎ去っていきました。

わずか数秒の、声の出ない、感動的なドラマ。 水中で、ぼくたちは、顔を見合わせ、力強くOKサインを交換しました。 「すごいもの、見ちゃったね…!」

今日のこの素晴らしいメンバーが集まったからこそ、海の神様が、この奇跡の瞬間を見せてくれたのかもしれない。 ぼくは、本気でそう思いました。

見られた生物たち

もちろん、奇跡はそれだけじゃありません。 貝を食べる、美しいウミウシの仲間ホソテンロクケボリや、岩陰でじっとこちらを伺うマダコ、そしてたくさんのテンジクダイの仲間たち…。 透明度が良くないなんて、忘れてしまうくらい、たくさんの命に出会えた、本当に豊かなダイビングでした。

まとめ:繋がりが、奇跡を呼ぶ

今日のブログは、嬉しい再会と、新しい出会い、そして奇跡の瞬間について、お話ししました。

リフレッシュダイビングは、ただスキルを思い出すだけの時間じゃありません。 それは、一度は離れてしまった海との「繋がり」を、もう一度、結び直すための、大切な時間です。

そして、ダイビングは、人と人を繋ぎ、新しい未来へと導いてくれる力がある。 その「繋がり」が、時には、ぼくたちの想像を超えるような、奇跡のような瞬間にまで、導いてくれることがある。

ブランクが空いてしまって、海に戻るのが少し不安なあなた。 大丈夫です。 海学のプールで、ゆっくり、じっくり、海との繋がりを取り戻しませんか? もしかしたら、あなたの復帰を祝うかのように、海が、とっておきのプレゼントを用意して、待っていてくれるかもしれませんよ。

◆ リフレッシュダイビングのご相談はこちらから https://lin.ee/TGneett

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