
リゾートの海だけじゃない!身近な宝物探し、ベテランスノーケラーKさんと三浦の海へ
こんにちは!
三浦 海の学校の吉田です。
8月22日の三浦は、夏の太陽がキラキラと海を照らす、絶好の海遊び日和でした!
皆さんは、「スノーケリング」 と聞くと、どんな景色を思い浮かべますか? きっと、沖縄や海外の、どこまでも透き通った青い海。カラフルなサンゴ礁の間を、色鮮やかな熱帯魚たちが舞うように泳ぐ…そんな、楽園のような光景をイメージする方が多いかもしれませんね。
もちろん、それも最高に素晴らしい、スノーケリングの大きな魅力です。
でも、実はぼくたちのすぐそばにある、この三浦の海にも、リゾートの海に負けないくらい、面白くて、豊かで、素晴らしい世界が広がっているんです。
今日という一日は、まさにそんな「身近な海の魅力」を、改めて発見しに来てくれた、一人の素敵なゲストとの物語です。
いつものリゾートを飛び出して、三浦の海へ!
ようこそ!経験豊富なKさん
今日、「三浦 海の学校」のスノーケリングツアーに参加してくださったのは、Kさん。 お話を伺うと、普段は長期のお休みなどを利用して、国内外のリゾート地でスノーケリングを楽しまれている、経験豊富な方でした。
そんなベテランスノーケラーのKさんが、今回、ぼくたちのスクールを選んでくれた理由。 それは、「いつもは遠くまで行くけれど、住んでいるところからこんなに近い三浦の海には、まだ来たことがなかったから、一度体験してみたくて」 という、嬉しいものでした。
世界中の綺麗な海を知っている方に、「あなたのホームの海も見てみたい」 と言ってもらえる。 これは、地元・三浦の海を愛するぼくにとって、本当に光栄で、誇らしいことです。 「よし、絶対に楽しんでもらうぞ!」 と、ぼくも朝から気合が入りました!
準備は万端!いざ、宝探しの海へ
Kさんは、さすがに経験者。 器材の扱いにも慣れていらっしゃいます。
ライフジャケットや軽器材(ざっくり言うと、マスク・スノーケル・フィンなどの基本的な道具です)のサイズ合わせも、とってもスムーズ。 今日の海のコンディションや、この時期に見られる生き物、泳ぐルートなどについて、簡単にご説明(ブリーフィング)をさせていただき、早速、宝探しの海へと出発です!
海を前にした時の、Kさんのワクワクと期待に満ちた表情を見て、ぼくも自分のことのように嬉しくなりました。さあ、三浦の海は、どんな景色を見せてくれるでしょうか!
小さな宇宙がここにある!三浦の海の豊かな生態系
海に顔をつけた瞬間、そこには、リゾートの海とはまた一味違う、生命力に満ち溢れた世界が広がっていました。
まずはキラキラの群れがお出迎え!
エントリーしてすぐ、ぼくたちを迎えてくれたのは、小さな魚たちのキラキラとした群れでした。
まずは、テンジクダイの群れ。 銀色に輝く、数センチほどの小さな体が、目の前でまるで壁のようになって、光を反射しながらうごめいています。その光景は、まるで星空の中に飛び込んだかのようで、圧巻の一言。
ちなみにこのテンジクダイ、オスが口の中で卵を育てる「口内保育」という、とっても面白い生態を持っているんです。そんな豆知識を交えながら観察すると、楽しさも倍増しますよね。
そして、岩場の周りには、三浦の海のアイドル、ソラスズメダイの群れも! 鮮やかなコバルトブルーの体は、水中に差し込む太陽の光を浴びて、本当に生きている宝石のように輝きます。その群れにふわりと囲まれると、まるで自分が竜宮城にでも来たかのような、夢のような気分を味わえるんですよ。
迫力満点!磯の主役たちとの出会い
小さな魚たちの歓迎を受けた後は、もう少し大きな、磯の主役たちとも出会うことができました。
岩陰から悠々と姿を現したのは、イシダイです。 白と黒のくっきりとした縞模様は、水中で見ると本当に美しく、その堂々とした泳ぎっぷりは、まさに「海の王様」 といった風格。Kさんも、その迫力にじっと見入っていました。
近くの岩場では、タカノハダイが、一生懸命に岩の表面をつついて、餌を探していました。 鷹の羽のような、斜めに入った模様からその名がついた、こちらも磯を代表する魚です。 リゾートで見るような、原色のカラフルな魚たちとはまた違う、こうした温帯の海の魚たちが持つ、渋くて、力強い魅力。これもまた、三浦の海の大きな楽しみの一つです。
足元に隠れる、可愛い小さな宝物たち
そして、Kさんが特に感動してくれたのが、足元に隠れる、小さな小さな宝物たちの世界でした。
「ただ泳ぐだけでなく、岩肌や、ゆらゆら揺れる海藻の中を、じーっくりと覗き込んでみてください。そこには、まるで小さな宇宙のような、驚きの世界が広がっていますよ」
そんなお話をしながら、ぼくが指差した先で見つけたのが、コノハミドリガイ。 数日前にも見つけた、葉っぱにそっくりなウミウシの仲間です。 「えっ、これが生き物なんですか! ?言われないと、絶対に気づきません!」 Kさんも、その完璧な擬態に、本当に驚いていました。
近くの岩の裏側には、ミノウミウシの姿も。 背中に、まるで美しい蓑(みの)をまとったかのような、繊細で色鮮やかな突起が並ぶ、こちらもウミウシの仲間です。 その姿は、まるで水中の芸術品のよう。 こういう小さな生き物を見つけられると、なんだかすごく得した気分になりますよね。
スノーケリングが全く初めての方も、Kさんのような経験者の方も大歓迎! 「三浦 海の学校」では、あなたのレベルに合わせて、三浦の海の魅力を最大限に味わえるツアーをご用意しています。 手ぶらでOK!お気軽にご参加くださいね。
「楽しい!」 が一番!Kさんの笑顔と、また来る約束
無理のないペースで、海を満喫
今日のツアーは、まず30分ほどじっくりと海の中を探索した後、一度陸に上がって10分ほどの小休止。温かいお茶を飲みながら、今見てきた生き物の話で盛り上がります。
「今の魚、すごかったですね!」 「ウミウシって、あんなに綺麗なんですね!」
そして、少し体を休めてから、再び海へ。 どんなに楽しくても、夢中になって体力を使いすぎないこと。安全に、そして最大限に楽しむためには、この「無理のないペース」 が、とっても大切なんです。
「こんなに色々見られるんですね!」嬉しい一言
すべてのツアーを終えて、スクールに戻ってきた時。 Kさんが、本当に満足そうな、最高の笑顔で、ぼくにこう言ってくれました。
「いつも行くリゾートの海とは、また全然違う面白さがありますね!家の近くに、こんなに豊かで、面白い海があったなんて、今日まで知りませんでした。 本当に楽しかったです!」
この一言が、ぼくにとって、どれほど嬉しかったことか。 ぼくたちが、日々この場所で活動しながら、一番伝えていきたいと思っている「身近な海の、知られざる魅力」。それが、海を知り尽くしたKさんに、しっかりと伝わった。 そう感じられた、最高の瞬間でした。
また、いつでも遊びに来てくださいね!
そして、Kさんは、さらに嬉しい言葉をくれました。 「こんなに楽しいなら、もっと早く来ればよかったです! また絶対に遊びに来ますね!」
はい! いつでも、心からお待ちしています! 三浦の海は、季節ごとに、全く違う顔を見せてくれます。 春には海藻の森が茂り、夏には南からの魚たちがやってきて、秋には水の透明度が増し、冬には冬ならではのユニークな生き物たちが姿を現します。
次に来てくださる時には、また今日とは違う、新しい発見と感動が、きっとKさんを待っていますよ!
遠くのリゾートへ行くのも、もちろん最高に楽しい。 でも、たまには、ふらっと近所の公園に散歩に行くような気軽さで、海に遊びに来る。 そんな、海との付き合い方も、すごく素敵だと思いませんか?
Kさんの笑顔に、そんなことを改めて教えてもらった、素晴らしい一日でした。 今日は本当に、ありがとうございました!
◆ 三浦 海の学校ってどんなところ? 都心から日帰りで楽しめる、アットホームなダイビングスクールです。 あなたの「やってみたい!」を、全力で応援します! 三浦 海の学校 紹介ページ
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