10月の石垣島に向けて猛特訓中——三浦・宮川湾の2ボートダイビングログ

10月の石垣島に向けて猛特訓中——三浦・宮川湾の2ボートダイビングログ

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こんにちは、三浦 海の学校の吉田です。

今日は三浦・宮川湾で2ボートダイビングに行ってきました。

ご一緒したのは、月に2、3回のペースで潜りに来てくださっているYさん。

実は10月に石垣島でのダイビングを控えていて、いまはその本番に向けて猛ダイブ中です。今日もその練習を兼ねたファンダイビングでした。

8月下旬、三浦の海はまだ夏まっさかり

8月も残り10日ほど。陸の上はあいかわらずの暑さですが、こういう日は港を出て海の上に出た瞬間の風が本当に気持ちいいんです。ボートで走るわずかな時間も、夏のダイビングのごほうびのひとつだなと毎回思います。

宮川湾は三浦半島の先端近くにあるボートポイントで、港から数分でポイントに着く手軽さが魅力です。エントリーしてしまえば、岩礁と砂地が入り組んだ地形にたくさんの生き物が暮らしています。

今日の三浦・宮川湾の海況

今日の水温は23〜24度。5mmのウェットスーツで快適に潜れる、夏らしい水温です。透明度は8mから、場所によってはもう少し見えているところもありました。浮遊物は多少あるものの、水の色は夏の青さで、魚の群れが映える海でした。

三浦の海はこれから秋にかけてが水温のピーク。海の季節は陸より2か月ほど遅れてやってくるので、カレンダーの上では夏が終わっても、水中はまだまだこれからが本番です。黒潮に乗って南の魚たちがやってくる季節でもあるので、賑やかさはむしろここから増していきます。「夏休みが終わったからダイビングもおしまい」ではもったいない、というのが正直なところです。

石垣島に向けて、三浦の海でスキル猛特訓

Yさんの10月の目標は石垣島の海。せっかくの遠征で「スキルに気を取られて景色を楽しめなかった」とならないように、毎回のダイビングでひとつずつ課題をクリアしていっています。

今日のテーマは自由潜降、浮上、安全停止。ロープに頼らず自分の浮力コントロールだけで降りて、上がって、5mで3分ピタッと止まる。地味ですが、これができるとダイビングの快適さがまるで変わります。

なぜこの3つが大事かというと、リゾートのボートダイビングでは「ロープのない場所でエントリーして、群れのいる根まで自力で降りる」 という場面がとても多いからです。潜降で耳抜きと排気のリズムが崩れると、その後のダイビング全体がバタバタしてしまいます。逆に、最初の1分を落ち着いてコントロールできれば、あとは景色を楽しむ余裕が自然と生まれる。浮上と安全停止も同じで、ダイビングの最後を安全に、きれいに締めるための土台になるスキルです。

三浦・宮川湾で中性浮力の練習をするダイバー

結果はというと、どれもとても上手になってきました。月2、3回というペースで潜り続けている成果がしっかり出ていて、動きに余裕が生まれています。継続は力なり、を目の前で見せてもらっている気分です。

ひとつだけ反省点を挙げるなら、1本目の水底での巻き上げ。フィンが砂を巻き上げてしまうと、自分やバディの視界が悪くなるだけでなく、あとから来るダイバーにも影響します。原因はだいたい、足が下がった姿勢のまま大きくフィンを蹴ってしまうこと。水底近くでは体を水平に保って、蹴り幅を小さく、ゆっくり。頭では分かっていても、生き物に夢中になるとつい姿勢が崩れるんですよね。中層での浮力が安定してきたぶん、次は「水底近くでの姿勢とフィンワーク」 が課題です。これも石垣島の白い砂地でこそ活きるスキルなので、次回までの宿題ですね。

2本目にはさっそく意識して修正できていたのがYさんのすごいところ。課題を伝えたその場で直せるのは、基礎の浮力が身についてきた証拠です。

三浦の海で出会った生き物たち

練習だけじゃないのが今日のダイビング。宮川湾はマクロ生物の宝庫で、今日もカメラが忙しい2本でした。

岩肌を彩るウミウシたち

三浦・宮川湾で見つけた白と黒のしま模様にオレンジの縁取りが入ったウミウシの仲間

今日はウミウシの当たり日でした。白い体にオレンジの突起がツンツンと伸びた子、白と黒のしま模様にオレンジの縁取りがおしゃれな子、モコモコの白い突起に覆われた子。

三浦・宮川湾の岩肌にいた白いモコモコの突起に覆われたウミウシの仲間

種類の断定は図鑑とにらめっこが必要なので控えますが、それぞれ模様も質感もまったく違って、探すほどに見つかる楽しさがありました。ウミウシは動きがゆっくりなので、水中写真の練習台としても最高の被写体です。

イソギンチャクの上の透明なエビ

三浦・宮川湾のイソギンチャクに乗った透明なエビの仲間

イソギンチャクの触手の上には、体が透き通ったエビの仲間が。紫の縞が入った脚と透明な体は、よーく目を凝らさないと見逃してしまいます。イソギンチャクを住みかにして身を守る、共生関係の面白さを感じられる一枚です。こういう小さな共生の世界は、浮力が安定して初めてじっくり観察できるもの。スキル練習の成果が、そのまま観察の楽しさにつながっていくのを実感できる瞬間です。

ムチのようなヤギに寄り添う小さな魚

三浦・宮川湾のムチヤギ類に寄り添う小さなハゼの仲間

細長いムチのようなヤギ(サンゴの仲間)には、体の透けた小さな魚がちょこんと乗っていました。 ハゼの仲間でしょうか。ポリプの花が咲いたような枝に寄り添う姿は、マクロ好きにはたまらない光景です。宿主ごと絵になるので、じっくり構図を作って撮りたくなります。

まさかのタツノオトシゴ系との出会い

三浦・宮川湾で出会ったオレンジ色のタツノオトシゴの仲間

そして今日いちばん歓声が上がったのがこの子。オレンジ色の体をくるりと巻きつけて、ゆらゆらと揺れていました。タツノオトシゴの仲間だと思いますが、こういう出会いがあるから三浦のダイビングはやめられません。動かずじっとしていてくれたので、Yさんもじっくり観察できました。

群れと、脚の長い住人

ほかにも、細長い魚の群れが青い水の中をスーッと横切っていく場面に遭遇したり、赤いポリプのついたヤギの陰には、針金のように細くて長い脚を広げたカニの仲間がじっとしていたり。マクロからワイドまで、2本ともあっという間の生物三昧でした。 練習と観察がどちらも濃い、充実の2ダイブ。Yさんも「たくさんの生物を観察できてとても楽しかった」 と笑顔で上がってきてくれました。

旅行前の「猛特訓」は三浦のダイビングで

リゾートでのダイビングを控えている方にこそ、地元・三浦の海での練習をおすすめしたいです。慣れた海で課題をひとつずつ潰しておけば、本番の海では景色と生き物に全集中できます。Yさんのように月2、3回通うもよし、旅行前に1回だけリハーサルするもよし。ブランクが空いている方はリフレッシュダイビングからでも大丈夫です。

三浦は都心から日帰りできる距離で、ボートもビーチも選べる練習環境があります。宮川湾のボートなら港からポイントまで数分なので、1日2本でもゆとりのあるスケジュールで潜れますし、少人数制なので「今日はこのスキルを重点的に」 というリクエストにも柔軟に対応できます。「次の旅行までに浮力を仕上げたい」「安全停止に自信をつけたい」 といったご相談も大歓迎です。

Yさんの石垣島本番まであと1か月半。 仕上がりは順調です。この調子で、最高のコンディションで送り出せるようにサポートしていきます。

三浦 海の学校について

三浦 海の学校は神奈川県三浦市のPADI公認5スターIDCセンターです。ダイビングライセンスの取得から、ファンダイビング、SUPやスノーケリングなどのマリンアクティビティまで、初心者からベテランまで楽しめます。 開催は城ヶ島・宮川湾。京急三崎口駅から開催地まで無料送迎をご利用いただけます。

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