うねりの入った城ヶ島でOWD講習とアドバンス講習——三浦のダイビングでミノカサゴに会えた日

うねりの入った城ヶ島でOWD講習とアドバンス講習——三浦のダイビングでミノカサゴに会えた日

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こんにちは、三浦 海の学校の吉田です。

今日は城ヶ島で、オープンウォーターダイバー講習とアドバンス講習を同じ日に開催しました。三浦のダイビングらしい、夏の日差しがしっかり降りてくる一日でした。

海には少しうねりが入っていましたが、どちらの講習も予定していた内容をひととおり終えることができました。

そして砂地では、この時季らしいきれいな一匹に出会えました。 順番にお伝えしていきます。

城ヶ島でオープンウォーターダイバー講習とアドバンス講習を終えた三浦 海の学校のダイバー二人

夏本番の三浦半島、少しうねりの入った城ヶ島

朝、城ヶ島に着いた時点で空はよく晴れていて、陸は夏らしい暑さ。器材のセッティングをしているだけでうっすら汗をかくくらいでした。この時季は海に入る前の準備中がいちばん体力を使うので、水分をこまめに取りながら進めます。

海のほうはというと、遠くの海域の影響でしょうか、少しうねりが残っていました。「うねり」は波とは少し違うもので、風が直接立てている波ではなく、遠くで生まれた波のエネルギーがゆっくりとした周期で伝わってきているものです。海面は穏やかに見えても、水中に入るとゆっくり体が前後に揺すられる。 今日はまさにその状態でした。

こういう日は、海の状況を見て入るポイントや水深、講習の順番を組み替えます。三浦は城ヶ島・宮川湾といくつかの選択肢があるので、その日の海に合わせて動けるのが強みです。中止か決行かの二択ではなく、「今日の海でできることをきちんとやる」 という組み立て方をしています。

台風シーズンに入るこれからの時季は、天気予報が晴れマークでも海だけがざわついている、という日がしばしばあります。逆に、風が強い予報でも湾の中は静かでまったく問題なく潜れる日もある。陸の天気と海の状態は必ずしも一致しないというのは、三浦でダイビングを続けているとよく実感するところです。だからこそ、当日の朝に海を見てから最終判断をしています。

うねりのある日のダイビング講習で、僕が気をつけていること

うねりがある日にいちばん大事なのは、無理に止まろうとしないことです。初めての方はどうしても、揺れに逆らって同じ場所に留まろうとしてしまいます。でも海の動きに力ずくで勝とうとすると、余計な力が入って呼吸が乱れ、疲れるばかり。

そこで講習では、揺れに少し身を任せながら、呼吸で浮き沈みを整えることを重点的にお伝えします。息を吸えばゆっくり浮き、吐けばゆっくり沈む。この感覚がつかめてくると、多少揺れる海でも自分の位置をコントロールできるようになります。今日のお二人も、最初は少し体が振られていましたが、途中からはしっかり落ち着いてスキルに取り組めていました。

三浦・城ヶ島の海中でスキル練習に取り組むダイビング講習の様子

もうひとつは、講習中の目線です。うねりがあると視界の中の景色も一緒に動くので、酔いやすくなる方がいます。そういうときは近くのロープや構造物など、動かないものを目印にすると落ち着きます。今日のように少し濁りが入っている日ほど、この「動かない目印」 が効いてきます。

安全のためにお伝えしておくと、ダイビングにはリスクがゼロの日というものはありません。だからこそ僕たちは、その日の海況を見て、できること・やめておくことを毎回判断しています。少人数制でインストラクター1名に対し最大4名までとしているのも、こういう日にひとりひとりに目を配るためです。

三浦の海で出会った生き物たち

ミノカサゴ

今日いちばんの被写体は、砂地でゆっくり漂っていたミノカサゴでした。

胸びれを扇のように大きく広げ、背びれのトゲを一本ずつ立てて、まるで羽を広げた鳥のような姿。体には茶色と白の縞模様が入り、ひれの縁には青い斑点が並びます。緑がかった砂地の上にいると、この派手さがかえって浮き上がって見えて、遠くからでもすぐ気づきました。

三浦・城ヶ島の砂地で胸びれを大きく広げるミノカサゴ

ミノカサゴは泳ぎが速い魚ではありません。ゆらゆらとホバリングするように漂い、小魚やエビを見つけると、あの大きな胸びれで逃げ道をふさぐようにして追い込みます。派手な見た目は、獲物を追い込む道具でもあり、「近づくと危ないよ」 という警告でもあるわけです。

そう、背びれのトゲには毒があります。こちらから触ったりつかんだりしなければ襲ってくる魚ではないので、必要以上に怖がることはありません。

ただし、逃げないぶん近づきすぎてしまいがちなのがミノカサゴの怖いところ。写真を撮るときは自分の手やひざ、フィンの位置に気をつけて、海底に体を預けないようにするのがコツです。

動きがゆっくりで、しかも人が近づいてもあまり逃げないので、水中写真を始めたばかりの方にはとてもありがたい被写体でもあります。三浦の海では夏から秋にかけてよく見かける魚なので、これからダイビングを始める方も出会えるチャンスは十分にあります。

Lさん、オープンウォーターダイバー認定おめでとうございます——次は三浦でアドバンス講習へ

そして今日いちばんうれしかったご報告です。オープンウォーターダイバー講習にご参加のLさんが、無事に認定となりました。 おめでとうございます。

うねりの入った海というのは、正直なところ初めてのダイバーにとってはやさしい条件ではありません。それでも落ち着いてスキルをこなし、水中でしっかり自分をコントロールして講習を終えられたことは、本当に自信にしていいと思います。穏やかな海しか知らないまま認定を受けるより、多少動きのある海を経験しておいたほうが、これからのダイビングはずっと楽になります。

三浦・城ヶ島でのダイビング講習中、水中でピースサインを出すダイバー

Lさんはこのままアドバンス講習に進まれる予定です。アドバンスに進むと、深いところの世界、水中で自分の位置を把握するナビゲーション、中性浮力をもっと突き詰める練習など、オープンウォーターでは扱いきれなかった引き出しが一気に増えます。行けるポイントも広がるので、三浦の海の楽しみ方が変わりますよ。 次回も一緒に潜るのを楽しみにしています。

アドバンス講習というと「上級者向けの難しいコース」と身構える方がいらっしゃいますが、実際は逆です。オープンウォーターで習ったことを、いろいろな状況で実際に使ってみて体に染み込ませる段階。新しく覚えることを増やすというより、すでに持っているものを使えるようにする講習だと思っていただくとちょうどいいと思います。

同じ日にアドバンス講習を受けられた方も、揺れのある中でしっかり課題をこなされていました。オープンウォーターとアドバンス、それぞれの段階の講習を同じ海で並べて見ていると、「経験を重ねるとこう変わっていくんだな」 というのがよくわかります。

これから三浦でダイビングを始める方へ

夏の三浦の海は、生き物の種類が一年でいちばんにぎやかになる季節です。今日のミノカサゴのように、ちょっと南の海を思わせる魚が城ヶ島の砂地に現れるのもこの時季ならでは。

「泳ぎに自信がない」「うねりや波が怖い」という声はよくいただきますが、今日のように多少条件が整わない日でも、順番を守って落ち着いて進めれば講習はきちんと成立します。大切なのは、その日の海に合わせて無理をしないこと。少人数で見ていますので、不安なところは遠慮なく言ってください。

ライセンスをこれから取る方も、Cカードを持っていてしばらく潜っていない方も、まずはお気軽にご相談ください。京急三崎口駅から開催地までは無料送迎をご利用いただけます。

三浦 海の学校について

三浦 海の学校は神奈川県三浦市のPADI公認5スターIDCセンターです。ダイビングライセンスの取得から、ファンダイビング、SUPやスノーケリングなどのマリンアクティビティまで、初心者からベテランまで楽しめます。 開催は城ヶ島・宮川湾。京急三崎口駅から開催地まで無料送迎をご利用いただけます。

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