3年ぶりのリフレッシュダイビングと月1ダイバーたち——三浦・城ヶ島で3本潜ったダイビングログ

3年ぶりのリフレッシュダイビングと月1ダイバーたち——三浦・城ヶ島で3本潜ったダイビングログ

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こんにちは、三浦 海の学校の吉田です。

今日8月18日は、城ヶ島でリフレッシュダイビング1名とファンダイビング3名。三浦のダイビングらしい、にぎやかで気持ちのいい一日になりました。

天気が良くて、水温もちょうどよくて、2本潜っても全員まだ元気。それなら、ということで、予定していなかった3本目まで潜ってきました。 この記事は、その3本の記録です。

三浦・城ヶ島の水面に浮かぶ4名のダイバーと青空。リフレッシュダイビングとファンダイビングの一日

夏空の三浦へ——8月後半の城ヶ島

朝から雲の少ない青空でした。8月も後半に入りましたが、陸の暑さはまだ真夏そのものです。器材を組んでいるあいだに汗が流れて、「早く海に入りたい」 という気持ちが自然と強くなる。この時季の三浦は、海に入る理由を探す必要がありません。 暑いから潜る、それで十分です。

エントリー前に水面に浮かんで、みんなでひと息。青い空と青い水面に、4つのマスクが並びました。この一枚を撮った時点で、今日はいい日になるなと思っていました。

三浦・城ヶ島の海況——水温24度、透明度3〜5m

今日の水温は24度、透明度は3〜5mでした。

正直に書くと、透明度は良くありません。緑がかった水で、少し離れるとバディの姿がぼんやりします。8月の三浦は、水温が上がってプランクトンが増えるぶん、こういう「緑の海」 になる日が珍しくありません。遠くの地形を眺める楽しみは、この日は薄かったと思います。

ただ、水温24度というのは本当に快適です。3ミリのウエットスーツで3本潜っても、寒さを感じた人は誰もいませんでした。陸の猛暑から逃げ込むにはむしろ最高で、エキジットしたあとに「もう一本行けますね」 という声が自然に出る水温です。

透明度が控えめな日は、目線を近くに落とします。 岩の表面、海藻の陰、砂地のわずかな凹み。そこを丁寧に見ていくと、透明度20mの日には素通りしてしまう小さな生き物が次々と見つかります。今日も、主役はぜんぶ手のひらサイズ以下でした。

三浦・城ヶ島の緑がかった水中でピースサインを見せるダイバー

3年ぶりのリフレッシュダイビング——経験本数11本とは思えない浮力

リフレッシュダイビングでご参加のT様は、今日が初めましてでした。前に潜ったのは3年前、経験本数は11本とのこと。

3年というブランクは、決して短くありません。器材のセッティングの手順、マスクに水が入ったときの対処、レギュレーターが口から外れたときの動き。こういうスキルは、間が空くと頭では覚えていても体が少し遅れます。だからリフレッシュダイビングでは、浅場でひとつずつ確認しながら、体の感覚を取り戻していきます。

ところがT様、浮力コントロールがとても上手でした。中性浮力を取って、呼吸だけで高さを調整して、砂を巻き上げずに止まっていられる。これは経験本数11本のダイバーに普通できることではありません。3年ぶりという事前情報がなければ、僕は「月1で潜っている方かな」 と思っていたはずです。

レギュレーターリカバリーもマスククリアも、まったく問題なし。確認のスキルはひととおり済ませて、そのあとはファンダイビングのお客様と同じように、城ヶ島の海をのんびり楽しんでいただきました。

ブランクがあるからといって、ダイビングを遠ざける必要はありません。3年空いていても、この日のT様のように、海に入ればちゃんと体は思い出します。「久しぶりだから不安」という方こそ、リフレッシュダイビングから戻ってきてほしいと思います。

三浦で月1ダイビングを続けるメンバーと、それぞれの目標

ファンダイビングの3名は、いつも潜りに来てくださっている常連の方たちです。

お一人は、10月の石垣島に向けてもう特訓中。 目標があるダイバーは、潜り方が変わります。ただ楽しむだけでなく、「あの海でこう動きたい」というイメージを持って潜るので、一本一本の集中度が違う。三浦の海で積んだ経験が、そのまま南の海での余裕になります。

あとのお二人は、Cカードを取得してから月1回のペースでダイビングを続けています。月1回というのは、僕がいちばんおすすめしている頻度です。間が空きすぎると感覚が鈍り、詰め込みすぎると生活が続かない。月1回なら、前回の体の感覚が残ったまま次を迎えられて、気づいたときには本数がしっかり積み上がっています。

3人とも安定していて、リフレッシュのT様が加わった4人のチームは、初日とは思えないくらい自然な空気でした。

三浦の海で出会った生き物たち

写真の生き物は、僕のほうで種名を断定できていないものが多いので、見た目でご紹介します。 図鑑と照らし合わせて「これかな」と考えるのも、ダイビングの楽しみのひとつです。

青い体にオレンジの突起を持つウミウシ

赤い海藻の上に、透き通るような水色の体、そして先端がオレンジ色に染まった突起をびっしり背負ったウミウシがいました。

この手のウミウシは、背中の突起(ミノ状の突起)が特徴で、そこに餌となる生き物の刺胞を蓄えているとも言われています。 体長は1〜2センチほど。赤い海藻に青い体という色の組み合わせは、水中でひときわ目を引きます。三浦の海はウミウシが豊富で、透明度が悪い日ほど「今日はウミウシデーだな」と切り替えて探すと、たいてい何かしら見つかります。

三浦・城ヶ島の赤い海藻の上にいた、青い体にオレンジの突起を持つウミウシ

黒地に黄色いラインの小さな幼魚

岩の壁に沿って、黒い体に鮮やかな黄色のラインが入った小さな魚がいました。 体長は数センチで、動きは俊敏。岩陰から出たり入ったりを繰り返していました。

幼魚のころだけ派手な模様を持ち、成長すると地味に変わる魚は多く、この個体もそういうタイプに見えます。8月の三浦の海は、南から流れてきた季節来遊魚の幼魚が姿を見せる時季でもあるので、そういった一匹だった可能性もあります。断定はできませんが、こういう「はっきり名前が言えない小さな魚」に出会うと、帰ってからの図鑑タイムが楽しくなります。

三浦・城ヶ島の岩壁で見つけた、黒地に黄色いラインが入った小さな幼魚

砂地でヒレを広げていた、ミノカサゴの仲間

砂地の上で、長い胸ビレを扇のように広げた魚が、じっとしていました。 白と茶色の縞模様に、放射状に伸びるヒレ。ミノカサゴの仲間だと思います。

この仲間はゆっくり泳ぎ、こちらが近づいてもあまり逃げないので、水中写真の被写体としてはありがたい存在です。

ただし背ビレの棘には毒があります。絶対に触らないでください。 眺めて、撮って、そっと離れる。それだけで十分に楽しめます。透明度3〜5mの緑の水を背景に、それでも縞模様がくっきり撮れました。

三浦・城ヶ島の砂地でヒレを広げていたミノカサゴの仲間

海藻の枝に並んでいた小さなウミウシたち

赤い海藻の細い枝の上に、白っぽい体に茶色い網目模様、そしてふさふさとした突起を持つ小さなウミウシが2匹、並んでいました。 体長は1センチあるかないか。

肉眼で見つけるのはなかなか難しいサイズです。こういうものを見つけたときは、まわりを見渡してみてください。同じ種類の個体が近くにいることが多く、今日も2匹が仲良く並んでいました。三浦の海のマクロ観察は、こういう「気づいた人だけが見られる」小さな世界がいちばんの醍醐味だと思っています。

三浦・城ヶ島の海藻の枝に並んでいた、白と茶色の小さなウミウシ2匹

2本で終わらせず、全員で3本目のダイビングへ

天気が良かったこと、水温が24度で快適だったこと、そして2本潜っても全員がまだ元気だったこと。この3つがそろったので、今日は全員で3本目のダイビングに入りました。

3本目というのは、その日の海にいちばん馴染んだ状態で潜れる一本です。器材の扱いは体に馴染み、浮力もウエイトも整い、余計な緊張がない。だから生き物もよく見えるし、写真もいちばん落ち着いて撮れます。リフレッシュのT様も、3本目には完全に「いつものダイバー」 の顔になっていました。

無理をしないことが大前提です。少しでも疲れていたら、その日は2本で終わりにします。 ただ、条件がそろった日に「もう一本」を選べるのが、少人数で潜る三浦のダイビングの良さだと思っています。

三浦・城ヶ島のエキジット後、笑顔で振り返るダイバーたち

久しぶりの方も、続けている方も、三浦の海へ

今日は、3年ぶりに戻ってきた方と、月1回コツコツ続けている方たちが、同じ海を同じテンポで楽しめた一日でした。

「ブランクが空いてしまって、もう一度潜るのが不安」という方は、リフレッシュダイビングから始めてみてください。浅場でスキルを確認して、体が思い出したところでそのままファンダイビングへ。今日のT様のように、思っている以上に体は覚えているものです。

そして「Cカードを取ったけれど、そのあとどう続ければいいかわからない」という方には、月1回のペースを本気でおすすめします。三浦・城ヶ島の海はビーチからのんびりエントリーできて、京急三崎口駅からの無料送迎もあります。東京から日帰りで、月に一度、海に戻ってくる。それを続けた先に、今日の3人のような安定した潜りがあります。

今日もありがとうございました。

また海でお会いしましょう。

三浦 海の学校について

三浦 海の学校は神奈川県三浦市のPADI公認5スターIDCセンターです。ダイビングライセンスの取得から、ファンダイビング、SUPやスノーケリングなどのマリンアクティビティまで、初心者からベテランまで楽しめます。 開催は城ヶ島・宮川湾。京急三崎口駅から開催地まで無料送迎をご利用いただけます。

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