アクションカメラで三浦の海を撮る楽しみ——城ヶ島ファンダイビングログ

アクションカメラで三浦の海を撮る楽しみ——城ヶ島ファンダイビングログ

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こんにちは、三浦 海の学校の吉田です。

今日は三浦・城ヶ島でファンダイビングを開催してきました。

ゲストは横須賀にお住まいのAさん。2週間に1回のペースで通ってくださっている、いわば三浦の海の常連さんです。 今日はそのAさんの「新しい楽しみ」が主役の一日になったので、その話を中心に書いていきます。

晴れているのに涼しい、北風の三浦半島

今日の三浦は朝からしっかり晴れ。ただ、北風が吹いていたので、真夏にしては外気温が少し涼しく感じる一日でした。

8月の三浦半島というと「暑くてたまらない」イメージがあると思いますが、北風の日は陸上がぐっと過ごしやすくなります。器材のセッティングで汗だくにならずに済むので、ダイバーにとってはむしろありがたいコンディション。 エントリー前の「暑くて早く海に入りたい!」という焦りがないぶん、器材のチェックも落ち着いてできます。

北風は南風と違って城ヶ島側の海面を荒らしにくいので、海のコンディションという意味でも悪くない風向きです。エントリー口から見える海面も穏やかで、「今日はいい一日になりそうだ」 と思わせてくれる朝でした。

ちなみに、夏のダイビングで意外と大事なのがこの「陸上の快適さ」 です。炎天下で器材を背負うのは体力を消耗しますし、熱中症のリスクもあります。今日のように風が涼しい日は、水面休息中ものんびり過ごせるので、2本目のダイビングまで体力を温存できます。夏に三浦へ潜りに来るなら、天気予報の「風向き」 もちょっと気にしてみると面白いですよ。

今日の三浦の海況——水温25度、夏の海

肝心の水の中はというと、水温は25度。ウェットスーツで快適に潜れる、夏らしい水温になっています。

この時季の三浦の海の面白さは、なんといっても生き物の顔ぶれが「夏仕様」 に切り替わっていくこと。黒潮に乗って南の海から流れてくる季節来遊魚が少しずつ姿を見せ始めて、いつもの三浦の海に彩りが加わっていきます。今日もその代表格に会えたので、後ほど紹介します。

水温25度の三浦・城ヶ島の海でファンダイビングを楽しむダイバー

アクションカメラで変わる、ファンダイビングの楽しみ方

さて、今日の主役はAさんの手元にあるアクションカメラです。

Aさんは2週間に1回のペースでコツコツ潜り続けてきて、最近は中性浮力も少しずつ安定してきました。水中でふわっと止まれるようになってくると、ダイビングは一気に世界が広がります。そのタイミングで、Aさんはアクションカメラを購入。今日はそのカメラを携えてのファンダイビングです。

アクションカメラを構えて三浦の海で水中撮影に挑戦するダイバー

水中で撮影をするには、実は中性浮力がとても大事です。カメラを構えている間、体が沈んだり浮いたりしてしまうと、映像はブレるし、砂を巻き上げて視界も悪くなってしまう。逆に言えば、浮力コントロールが身についてきた今のAさんだからこそ、撮影という新しい楽しみに手を伸ばせたわけです。

今日の水中でのAさんは、被写体を見つけるとすっと近づいて、フィンを止めてじっと構える。 この「止まって待つ」ができるのは、地味なようでいて立派なスキルです。生き物は追いかけると逃げますが、こちらが静かに待っていると、意外と向こうから寄ってきてくれたり、警戒を解いて普段の行動を見せてくれたりします。動画撮影は、生き物との距離感を学ぶ最高の練習にもなるんです。

しかもAさんは、撮った動画を自分で編集する楽しさにも目覚めたそうです。潜って撮って、家に帰って編集して、また次のダイビングで撮りたいものを考える。 ダイビングが「潜る日だけの趣味」ではなく、日常の中に続いていく趣味になっていく。この流れ、インストラクターとしては本当に嬉しい変化です。

三浦の海で出会った生き物たち

今日Aさんのカメラと僕のカメラが追いかけた、城ヶ島の生き物たちを紹介します。

アカエイの子ども

砂地にちょこんと乗っていた、手のひらサイズの小さなアカエイ。 細く長い尾がなんとも愛らしい一枚です。大きな個体は座布団ほどのサイズになって迫力がありますが、子どもはただただ可愛い。砂に浅く潜って目だけ出していることも多いので、砂地では「砂の模様がちょっと盛り上がっている場所」 を探すと見つかる確率が上がります。砂地をゆっくり進むエイは動画映えする被写体で、Aさんもじっくり撮影していました。尾の付け根に毒棘があるので、触らず少し距離を取って観察するのがお約束です。

三浦・城ヶ島の砂地で出会った小さなアカエイの子ども

ムラサキハナギンチャク

紫と白のグラデーションが美しいムラサキハナギンチャク。名前のとおり紫色の触手が特徴のハナギンチャクの仲間です。イソギンチャクに似ていますが別のグループの生き物で、砂地に埋めた棲管(せいかん)と呼ばれる管の中から、花が咲いたように触手を広げます。水の流れに合わせて触手がゆらゆらと揺れる様子は、静止画より動画のほうが魅力が伝わる被写体。近づきすぎるとシュッと管の中に引っ込んでしまうので、ゆっくり寄るのがコツです。

三浦の海で咲く花のような紫のムラサキハナギンチャク

コロダイの幼魚

岩場の前をひらひらと泳いでいた、黄色と黒のラインが目を引く小さな魚。 コロダイの幼魚です。体を大きくくねらせて泳ぐ姿はリボンが舞っているようで、肉眼で見つけるとつい追いかけたくなる存在です。成長すると50センチを超える立派な魚になり、模様も斑点へとがらりと変わるのですが、幼魚のうちはこの派手な縞模様とダンスのような泳ぎ方が持ち味。 小さくてすばしっこいので撮影難易度は高め。こういう被写体こそ、動画でまず「動き」 を押さえるのがおすすめです。

三浦・城ヶ島の岩場で泳ぐ黄色と黒のコロダイの幼魚

ハタタテダイの群れ

そして今日のハイライトがこちら。砂地の上をヒラヒラと泳ぐハタタテダイの群れです。背びれの一部が旗を立てたように長く伸びた、白黒のしましまが印象的な魚。夏から秋の三浦でよく見られる顔ぶれで、この魚が現れると「夏の海が来たな」 と感じます。南の海の魚というイメージが強いかもしれませんが、黒潮に運ばれてきた彼らは、この時季なら三浦のビーチポイントでも普通に出会えます。緑がかった三浦の海に白黒の魚体がよく映えるので、初めて見た方はたいてい驚いてくれます。数匹がそろって泳ぐ姿は本当に絵になるので、Aさんの編集動画でどう仕上がるのか、今から楽しみです。

三浦・城ヶ島の砂地を泳ぐハタタテダイの群れ

三浦のダイビングは「潜れるようになった、その先」が楽しい

ダイビングライセンスを取った直後は、潜ること自体に精一杯なのが普通です。でも、経験本数を重ねて中性浮力が身についてくると、Aさんのように「撮る」「編集する」「次を計画する」 と、楽しみがどんどん枝分かれしていきます。

Aさんのように2週間に1回のペースで通える距離感も、三浦の大きな魅力です。横須賀や横浜、東京方面からでも日帰りで気軽に来られるので、「たまの遠征で潜る海」 ではなく「生活の一部として通う海」にできる。間隔を空けずに潜るからスキルが定着して、スキルが定着するからカメラのような次の楽しみに進める。この良い循環は、近場に通える海があってこそだと思います。

三浦 海の学校のファンダイビングは少人数制なので、撮影をじっくり楽しみたい方のペースに合わせてガイドできます。「カメラを買ったけれど水中でうまく撮れない」「浮力に自信がなくて撮影どころではない」 という方も、ぜひ一度ご相談ください。浮力の練習からカメラを向ける余裕づくりまで、段階を踏んでサポートします。

夏の三浦の海は、これから季節来遊魚がさらに増えていく一番楽しい時季。 皆さんのお越しをお待ちしています。

三浦 海の学校について

三浦 海の学校は神奈川県三浦市のPADI公認5スターIDCセンターです。ダイビングライセンスの取得から、ファンダイビング、SUPやスノーケリングなどのマリンアクティビティまで、初心者からベテランまで楽しめます。 開催は城ヶ島・宮川湾。京急三崎口駅から開催地まで無料送迎をご利用いただけます。

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