水温26度・透明度4mの三浦——ビーチダイビングでPADIオープン・ウォーター認定
こんにちは、三浦 海の学校の吉田です。
8月24日、三浦のビーチでダイビングをしてきました。この日はPADIオープン・ウォーター・ダイバーコースの認定ダイブと、ジュニア・オープン・ウォーター・ダイバーコースの認定ダイブ。
つまり、講習の最終日です。ここを終えれば晴れてCカードを持ったダイバーになる、という一日でした。

台風のうねりが残る三浦の海へ
前日から気にしていたのが台風のうねりでした。台風そのものは離れていても、うねりだけが先に届くのがこの季節の海です。朝、現場に着いて海面を見ると、たしかに少し波立っている。エントリー口のあたりで水がゆらゆらと寄せては返していて、初めて海に入る方には「大丈夫かな」 と思わせるくらいの雰囲気はありました。
こういう日は、無理をしない判断がいちばん大事です。ただ、うねりというのは基本的に海の表面近くの現象で、少し潜ってしまえば影響が小さくなることが多い。この日も海況と受講生の様子を見て、問題なく潜れると判断しました。
結果としては、潜ってしまえば特に問題なし。エントリーとエキジットのときだけ少していねいに、タイミングを見て動く——それさえ守れば、水中は落ち着いた海でした。逆にこういう日を経験しておくと、「静かな日しか知らないダイバー」 にならずに済みます。海はいつも同じ顔をしているわけではない、というのを認定ダイブのうちに体で知れたのは、むしろ良かったと思っています。
陸ではしっかり日が出ていて、器材のセッティングをしている間から汗ばむくらい。 夏の三浦らしい一日のスタートでした。

水温26度・透明度4mという三浦の海況
この日の海のコンディションは、水温26度、透明度は4mほど。
水温26度というのは、三浦の海が一年でいちばん温かい時期の数字です。ウェットスーツで潜っていて寒さを感じることはほとんどありません。講習では水中で止まってスキルを練習する時間が長くなるので、この水温はかなりありがたい。ダイビング講習を夏に受ける人が多いのは、単に休みが取りやすいからだけではなくて、こういう理由もあります。
透明度4mは、正直に言えば三浦としては「そこそこ」 といったところ。台風のうねりが海底の砂を巻き上げると、どうしても水の中は白っぽくなります。ただ、講習をするうえでは何の支障もありません。オープン・ウォーターの練習で必要なのは、バディやインストラクターの姿がはっきり見える距離感で、4mあれば十分にお互いを確認しながら潜れます。
そしてこれも大事なことですが、透明度が良くない日に潜っておくと、後々の自分が助かります。「透明度が落ちたときにどう動くか」「バディとどのくらいの間隔を保つか」 を認定ダイブのうちに体験できるからです。ずっと抜けるような青い海でしか潜ったことがないと、いざ濁った日に当たったときに焦ってしまう。三浦の海は季節や天候で表情が変わるので、その変化ごと知っていくのがいちばん近道だと僕は思っています。

三浦のダイビング講習——マスク脱着も水中コンパスナビゲーションも問題なし
認定ダイブでは、それまでに練習してきたスキルを海の中で確認していきます。この日いちばんの山場になりがちなのが、マスク脱着と水中コンパスナビゲーションです。
マスク脱着
水中でマスクを完全に外し、また着け直して中の水を出す。文字にすると簡単ですが、講習でいちばん苦手意識を持たれやすいスキルです。マスクを外すと目の前が見えなくなり、鼻に水が触れる感覚が来る。人によってはここでパニックに近くなってしまうこともあります。
コツはひとつだけで、口から息を吸って、鼻から出し続けること。鼻から息が出ている間は、水は鼻に入ってきません。この日の受講生も、落ち着いてこの呼吸を守れていました。マスクを外して、戻して、水を抜いて、目を開ける——ひと通りきれいにできていて、見ていて安心しました。
このスキルは「万が一マスクがずれても自分で対処できる」 という自信につながります。実際のダイビングでマスクが完全に外れることはめったにありませんが、できると分かっていることの意味は大きい。
水中コンパスナビゲーション
もうひとつがコンパスを使ったナビゲーションです。指定した方角へまっすぐ進み、反転して元の場所に戻ってくる。透明度が4mほどのこの日は、目印になる景色が遠くまで見えないぶん、コンパスを信じて進む練習としてはむしろ良い条件でした。
ナビゲーションで難しいのは、コンパスを読むこと自体ではなく、まっすぐ泳ぐことのほうです。フィンキックの左右差や潮の流れで、体は思っている以上に曲がっていきます。この日の受講生は、コンパスから目を離さず、ゆっくり落ち着いて往復できていました。
このスキルができるようになると、ダイビングの安心感がぐっと上がります。「自分がどこにいるか分からない」 という状態にならずに済むからです。三浦の海はビーチからのエントリーが多いので、方角の感覚を持っているかどうかは実際にかなり効いてきます。
ジュニア・オープン・ウォーター・ダイバーについて
この日はジュニア・オープン・ウォーター・ダイバーの認定ダイブも一緒に行いました。PADIでは10歳からダイビングのライセンス講習を受けられます。10歳から14歳までの方は「ジュニア・オープン・ウォーター・ダイバー」として認定され、15歳になると自動的にオープン・ウォーター・ダイバーへ切り替わります。
講習の内容や求められるスキルは基本的に同じで、年齢に応じて一緒に潜る相手や深度に条件が付く形です。実際に見ていると、子どもたちのほうが余計な力みがなく、すっと海になじむことも少なくありません。この日も落ち着いたもので、大人と同じようにスキルをこなしていました。
親子で一緒にライセンスを取りに来られる方も増えています。同じ日に同じ海で認定を受けて、そのあとずっと一緒に潜れるというのは、なかなか代えのきかない体験だと思います。
三浦の海でダイバー誕生、認定おめでとうございます

すべてのスキルを終えて、無事に認定となりました。 おめでとうございます。
Cカードは「ここまでできるようになりました」という証明であると同時に、ここから自分で潜っていくためのスタートラインでもあります。台風のうねりが残る日にエントリーして、透明度4mの海でコンパスを頼りに往復して、マスクを外して落ち着いて戻せた——その経験は、これから先どこの海に行っても効いてきます。
次はぜひ、講習ではないダイビングを楽しんでください。スキルの確認をしなくていい日の海は、また全然違って見えます。三浦の海は季節ごとに表情が変わるので、秋には秋の、冬には冬の面白さがあります。カメラを持ち込むのも、生き物を追いかけるのも、ただ浮いているのも自由です。
そして、認定を受けたあとしばらく間が空いてしまいそうなときは、遠慮なくご相談ください。ブランクがあっても、少し復習してから潜れば大丈夫です。せっかく身につけたものを錆びつかせてしまうのは、やっぱりもったいないですから。
これからダイビングを始めようか迷っている方へ。三浦の海は東京から日帰りできる距離にありながら、季節ごとにきちんと変化のある海です。ライセンス講習は少人数制で、インストラクター1名に対して最大4名まで。泳ぎが得意でなくても、ゆっくり進めていけます。気になることがあれば、まずはお気軽にお問い合わせください。
三浦 海の学校について
三浦 海の学校は神奈川県三浦市のPADI公認5スターIDCセンターです。ダイビングライセンスの取得から、ファンダイビング、SUPやスノーケリングなどのマリンアクティビティまで、初心者からベテランまで楽しめます。 開催は城ヶ島・宮川湾。京急三崎口駅から開催地まで無料送迎をご利用いただけます。
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