城ヶ島でドライスーツ講習、夜はナイトダイビング|1日に2つのスペシャルティ

10月28日の三浦・城ヶ島。昼にドライスーツ講習、日が傾いてからナイトダイビング講習を、同じ方が続けて受けました。2つの講習で学ぶこと、昼と夜で入れ替わった生き物、ドライスーツの季節の始め方を書きます。

城ヶ島でドライスーツ講習、夜はナイトダイビング|1日に2つのスペシャルティ

10月28日、城ヶ島で、昼にPADIのドライスーツ・ダイバー講習、日が傾いてからナイトダイバー講習をしました。受けたのは同じ方で、着ていたのは、はじめての自分のドライスーツです。スペシャルティ(=テーマを1つにしぼった専門講習)を1日に2つ続けた日の流れを、順に並べます。

この日は、よく晴れていました。器材を並べたベンチの向こうに、青い空と海が写っています。三浦では10月中旬から6月中旬まで、ドライスーツで潜っています。その季節の入り口の講習でした。

昼はドライスーツ講習、自分の一着で

ドライスーツは、中に空気の層をもち、体をぬらさないスーツです。ウェットスーツは入ってきた水を体温で温めますが、ドライスーツは水を入れない代わりに、中の空気の量で浮き沈みが変わります。

そのため講習の中心は、空気の入れ方と抜き方です。潜っていくとスーツの中の空気は水圧で縮むので、胸のバルブから少しずつ足す。上がるときは空気がふくらむので、肩のバルブから逃がす。浮力を調整するジャケットとの役割分担や、足のほうに空気がたまって体が逆さになりかけたときの戻し方も、この講習で学ぶことです。

城ヶ島の水中で、ドライスーツ講習中にOKサインを出すダイバー

ドライスーツは、体に合っているかどうかで動きやすさが変わります。首や手首から水が入らないこと、肩が回ること、フィンをはいた足先まで空気が行き来すること。自分のスーツなら、この確かめ方を自分の一着で覚えられます。

昼の海で会った、イソギンチャクの中のエビ

明るいうちの海で写真に残っていたのは、イソギンチャクの奥にいる小さなエビと、岩にまぎれたカエルアンコウの仲間です。

黄色いイソギンチャクの触手のあいだにいる、白い模様の小さなエビ

エビは、黄色いイソギンチャクの触手のあいだにいました。白い斑のある、小さなエビです。

海藻のついた岩と同じ色をした、城ヶ島のカエルアンコウの仲間

カエルアンコウの仲間は、岩についた海藻と色も形もそろっていて、写真でも黒い目を見つけるまで輪郭が分かりません。動かない魚なので、見つかればゆっくり観察できます。

日が傾いてから、ナイトダイビング講習

夕方からは、ナイトダイバー講習です。この講習では、ライトの使い方と水中での合図、暗い海での潜降と浮上、はぐれないための決めごとを学びます。夜の海では、見えるのはライトが照らした輪の中だけになります。

ライトを手に、夕方の城ヶ島の砂地を進むナイトダイビング講習のダイバー

同じ日の昼に同じ海を潜っておくと、入る場所や水底の様子を明るいうちに見ておけます。1日に2つの講習を受けるときは、この順番がひとつの組み方です。

夜の砂地にいたエイ

暗くなった砂地で、エイが砂の上に体を伏せていました。写真では、平たい体の片側の縁が少し持ち上がっています。夜の砂地は、ライトの輪の外から何が出てくるか分かりません。

夜の城ヶ島の砂地で、体を伏せているエイ

ほかにも、岩かげでじっとしているカサゴの仲間、赤い縞の殻と青い縁どりの体をもつ巻貝の仲間が2匹、砂の上のテンジクダイの仲間のような小魚。昼と同じ場所なのに、顔ぶれがすっかり入れ替わっていました。

夜の岩場を進む、赤い縞の殻と青い縁どりの体をもつ巻貝の仲間

2つの講習を同じ日に受けるときの質問

ドライスーツ講習とナイト講習は、同じ日に受けられますか

この日のように、同じ日に続けて受けることもできます。順番は昼にドライスーツ、日が傾いてからナイトです。ナイトの開始は日の入りの時刻で決まるので、季節によって1日の流れが変わります。どちらも海況しだいで日を分けることがあります。

オープンウォーターのカードで受けられますか

ドライスーツもナイトも、オープンウォーターのカードから受けられます。一部のコースには年齢や認定の条件があるので、お持ちのカードを教えていただければ、受けられるコースを確かめます。

ドライスーツなら寒くないですか

水温は下がっていきます。ドライスーツは首と手首で水を止め、中の空気の層で体温を保つスーツですが、顔と手は水にふれますし、寒さの感じ方には個人差があります。スーツの下に着るインナーの選び方も、ご予約のときに一緒に考えます。

ドライスーツの季節を、どう始めるか

自分のドライスーツが無くても、冬の三浦は潜れます。フルセットのレンタル(1日¥5,500)にはドライスーツも入っていて、ドライスーツ・ダイバー講習(¥27,500)もレンタルで受けられます。ナイトダイバー講習は¥44,000です。料金はどれも税込で、ほかのコースも含めてスペシャルティ講習のページにまとめています。

自分の一着を作る方には、2026年12月31日までのご注文で、ドライスーツ・ダイバー講習が半額(¥13,750)になるマイドライ割があります。講習はスーツが届いてから、2027年3月31日までに受けられます。

11月からは、スペシャルティを5つ受けると6つ目の講習料が最大¥27,500引きになる冬スキル割も始めました。数えるのは2026年11月1日以降に受けはじめたコース(ドリフトを除く11コース・レンタル器材は別)で、1つ目は12月31日までです。10月28日のこの2つは、対象に入りません。

冬の海の様子は、秋冬のダイビングのページに書いています。この日の夜の最後に写真に残っていたのは、砂の上にいた、テンジクダイの仲間のような小さな魚でした。